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MOMO (会話 | 投稿記録)
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=== 第二次世界大戦 ===
戦艦は軍縮条約によって保有数を制限された各国にとって、第二次世界大戦前の時点において戦艦は艦隊の華であるのみならず、国力そのものであり、その主力艦としての希少価値は史上例を見ないものであったが、いざ艦を巡争が始ま環境は「不沈艦」という名称、戦場の主役ほど遠い現実が待既に航空機に移っていることが明らかとなった。
 
# 大西洋方面では、枢軸国軍とイギリス海軍の戦力差が大きく、戦艦[[ビスマルク (戦艦)|ビスマルク]]の沈没やウェーザー演習において大型艦艇の損害を出したドイツ海軍に対し、[[アドルフ・ヒトラー|ヒトラー]]がその後の活動を制限したために大きな海戦が行われなかった。
# 地中海でタラント港に停泊していたイタリア海軍の戦艦にイギリス空母の艦載機が大損害を与えた([[タラント空襲]])。
# [[1941年]]、[[太平洋戦争]]劈頭の[[真珠湾攻撃]]において日本海軍の航空機が真珠湾に停泊中のアメリカ太平洋艦隊の戦艦の大半を撃沈した。
# [[マレー沖海戦]]において、作戦中のイギリス最新鋭戦艦[[プリンス・オブ・ウェールズ (戦艦)|プリンス・オブ・ウェールズ]]を日本海軍の航空機が撃沈した。
 
以上のことから艦隊における主力は[[航空母艦]]となり、戦艦の役割は、制空権を確保した状態での陸上目標砲撃や、空母機動部隊の防空支援といった副次的任務に移っていった。これは戦艦の主砲は大口径砲にもかかわらず機動力に優れていること、対空砲火の威力を増した[[近接信管|VT信管]]の発明などの理由がある。実例としては以下のようなものがある。
 
# 開戦当初、日本の機動部隊の護衛部隊の主力は高速の[[金剛型戦艦]]であった。その後、大戦後半からアメリカ機動部隊の防空用に[[アイオワ級戦艦]]を初めとする新型戦艦が投入され、防空任務に絶大な威力を発揮した。
# 真珠湾攻撃後の帰途に行われた、アメリカ軍ウェーク島基地に対する日本軍の艦砲射撃
# ガタルカナル戦における、戦艦金剛、榛名による飛行場への夜間砲撃