「シャンパーニュの大市」の版間の差分

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== ゲーム理論による考察 ==
個人的関係・小集団的ムラ構造によらない、大規模・広域・多元的な市場経済が発達した裏には、大市の裁判所(Law Merchant)の存在・機能があったのだという、[[ゲーム理論]]を使っ用いた考察がアメリカのスタンフォード大学教授[[ポール・ミルグロム]]によって為された。紛争において裁判所(強制力を保持しない)が、事故情報の記録を行い照会・媒介を提供することで、集団的懲罰に近い機能を有したことが市場経済の発達の一因であるということである。
ただし、スタンフォード大学教授[[アブナー・グライフ]]は、匿名性の高い空間における個人の特定困難性、(平均寿命の低い当時の)評判メカニズムの時間非整合性を理由に懐疑的である。
 
== 参考文献 ==