「白鳳丸 (2代)」の版間の差分

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'''白鳳丸'''(はくほうまる)'''は[[独立行政法人]][[海洋研究開発機構]] (JAMSTEC) が管理する学術研究船である。世界中のほぼすべての海域の航行が可能であり、[[みらい (海洋地球研究船)|みらい]]とならぶ日本の海洋学調査を主導する大型調査船である。[[2004年]]の[[国立大学]][[独立行政法人]]化の際に[[東京大学]]海洋研究所(現[[東京大学大気海洋研究所|大気海洋研究所]]から移管された。[[2007年]]現在稼動しているものは2代目にあたる。
 
== 主要目 ==
* 総トン数 3987トン
* 全長 100m
* 型幅 16.20m
* 型深 8.90m
* 最大速度 18.74[[ノット]](ただし、航行は16ノット程度)
* 定員総数 89名
* 動力 ディーゼル機関 1,900kW×4基 , 推進電動機 460kW×4基
 
== 略歴 ==
* [[1963年]] 初代白鳳丸竣工
* [[1989年]] 2代目(現)白鳳丸竣工
* 2004年 海洋研究開発機構に移管
 
== 特徴 ==
2004年に移管後もみらいなどの海洋研究開発機構所属の他の研究船とは異なる運航体系をとっている。白鳳丸は「共同利用研究船」として位置づけられ、その航海計画は全国の研究者を対象にした公募を元に決定される。また、海洋研究所の観測研究企画室が研究者と海洋研究開発機構の仲立ちとなって航海を具体的に運営していくという体制をとっている。観測研究企画室の職員は大型機器の操作や保全、ルーチンデータの取得の補佐のために2、3名が乗船する(2004年以降はマリン・ワーク・ジャパンの職員も乗船している)。航海の際にしばしば必要になる汎用機器(採水器、[[CTD]]など)は海洋研究所から借り出して積み込むという形態がしばしばとられる。
 
航海の寄港地-寄港地間の期間は4、5週間程度であり、みらいなどと比較すると比較的短い。また、寄港も4、5日取られることが多い。
 
海洋研究所に所属する研究船であったため、練習船としての機能を持たない研究船としては研究者の定員が格段に多い(35名)。研究者食堂、部員食堂に加え、航海の運航に直接携わるような数名の研究者と一部の士官が食事をするための部屋(サロン)が存在する。研究室は10室あり、番号で1研、2研…と呼ばれる
 
研究者食堂、部員食堂に加え、航海の運航に直接携わるような数名の研究者と一部の士官が食事をするための部屋(サロン)が存在する。
 
研究室は10室あり、番号で1研、2研…と呼ばれる。
 
航海名は'''KH-YY-X'''の形で、2桁の年度と1桁の航海次数により表記される。KH-93-1とあれば1993年の1次航海を意味する。しばしばHK-YY-Xと誤記されるが、HKは北海道区水産研究所の北光丸の略号である。
 
== 関連項目 ==
* [[海洋研究開発機構]]
* [[東京大学大気海洋研究所]]
 
== 外部リンク ==
* [http://www.ori.u-tokyo.ac.jp/facilitiesabout/j/hakuhomaru.html 詳細東京大学海洋研究所 白鳳丸]
 
{{Ship-stub|はくほうまる}}
 
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[[Category:海洋研究開発機構]]
[[Category:調査船]]
[[Category:船名]]
[[Category:東京大学海洋研究所]]<!-- 歴史的経緯 -->
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