「ワグナーチューバ」の版間の差分

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記法の統一:ヴァークナーチューバ → ワーグナーチューバ
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ワーグナーチューバはテナー2本とバス2本の4本セットで用いることを想定して登場した楽器であり、ワーグナー以降は、[[アントン・ブルックナー|ブルックナー]]がこの編成を踏襲している。しかし、この用法に限定されず、自由に採り入れられたケースもある([[イーゴリ・ストラヴィンスキー|ストラヴィンスキー]]の『[[春の祭典]]』ではテナーが2パートのみ、[[リヒャルト・シュトラウス]]の[[アルプス交響曲]]ではテナーが4パートのみ)。<!--R.シュトラウスの「アルプス交響曲」では、Tenortuben が4パートあるが、Bが2つ、Fが2つになっている。なぜかFをBaßtubenとは書いていない。「ドン・キホーテ」や「英雄の生涯」の初演の後に、バリトンの方が相応しいと思ったという旨を明らかにしているくらいなので、実際にどの楽器を使うかということは、あまり頓着がなかったのだろうか-->
 
なお、スコアに変ロ調のテナーチューバ(Tenortuba, Tenor Tuba, Tuba tenore、そしてそれらの複数形など)が指定されている場合は、ヴァナーテューバのテナーを想定している場合と、[[ユーフォニアム#ユーフォニアムと音域が近い楽器|テノールホルン]]や[[ユーフォニアム#各国のユーフォニアム|バリトン]]、[[ユーフォニアム]]が想定されている場合とがある。両者の判別は、ホルンからの持ち替えがあるか否かが決定的であるが、記譜法や、現場の慣例、指揮者の指示により、作曲者の意図とは別の楽器で実演される場合もある。<!--アマチュアなどでワーグナー・チューバがない場合はドイツ製の[[テナー・ホルン]]の代用が音色的にほとんど区別できないほど良く似ているので効果的である。ただし右バルヴである。--><!--アマオケ云々は余談的なので削除。テノールホルンで代用されるのはB♭管テナーのワーグナーチューバだけで、F管バスは代用されない。--><!--ワルシャワフィル来日時、トロンボーン奏者2名がバリトンでホルンパートに入り込み、「ヴァルキューレの騎行」を演奏したケースがある。パートは不明だが、バスの可能性もある。伝統的だとか演奏効果というより、来日する面子の事情だったのではないかと想像する。この一曲のためにホルンだけ多く連れてくるわけにもいかなかっただろうし、丁度ラヴェル編の「展覧会の絵」のソロでバリトンが必要だったので、アシの一人にでもバリトンを吹かせて、これで行っちゃおうということだったのかも知れない。なんだか初演時を彷彿とさせられるエピソード。)-->
 
==使用例==