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'''ヘルモクラテス'''({{lang|ell|Еρμοκράτης}}, アルファベット転記:Hermokrates, [[紀元前450年]]頃 [[紀元前408年|紀元前408]]/[[紀元前407年|407年]])は、[[シケリア島]]の都市国家[[シラクサ|シュラクサイ]]の軍人で、[[ペロポネソス戦争]]において反[[アテナイ]]陣営で活躍した。
 
== 生涯 ==
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なお、それぞれティマイオスとクリティアスが主たる[[語り手]]として描かれる『ティマイオス』と『クリティアス』の対話においてヘルモクラテスは余り発言をしていないが、『クリティアス』の中ではヘルモクラテスのことを「第三の[[語り手]]」と紹介している。このことから、軍人・外交官としてのヘルモクラテスに、アテナイと[[アトランティス]]の間の戦争を論じさせた、『ティマイオス』・『クリティアス』の続編にあたる『ヘルモクラテス』の執筆を構想していたのではないかという説が、プラトンの対話集の英訳で知られる英国の古典学者[[ベンジャミン・ジャウエット]] ([[:en:Benjamin Jowett|Benjamin Jowett]], 1817-1893)などにより提唱されている。事実[[カルキディウス]]の『ティマエウス注解』でも『国家』の続編として『ティマイオス』、『クリティアス』、『ヘルモクラテス』という連作が作られたと言及されている(Calcidius,In Tim.6)。しかしながら、プルタルコス『対比列伝』や[[ディオゲネス・ラエルティオス]]の『哲学者列伝』によると、『クリティアス』は未完に終わり、『ヘルモクラテス』という作品については全く言及されていない(Diog.Laert.iii.61–62(s.37))。
 
[[Category{{DEFAULTSORT:古代ギリシアの人物|へるもくらてす]]}}
[[Category:プラトン|へるもくらてす古代ギリシアの人物]]
[[Category:プラトン]]
[[Category:紀元前450年代生]]
[[Category:紀元前400年代没]]
 
[[de:Hermokrates]]