「必殺技」の版間の差分

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代表的なこの種の必殺技として、以下のようなものが挙げられる。
 
* 猿飛の術、霧隠の術([[真田十勇士]]) - [[明治時代]]の[[講談]]ですでに登場している。ただし当時は必殺技と言う言葉が無く「[[忍法]]」。猿飛の術は移動技、霧隠の術は目晦ましと、どちらも直接ダメージを与える技ではないが、直接ダメージを与える忍法も存在する。
* 円月殺法([[眠狂四郎]])- 剣による必殺技(「必殺剣」と呼ばれた)の元祖(燕返しなど、実在したといわれるものは除く)。
* 地獄車([[柔道一直線]])- 相手は派手に投げ飛ばされるが、あくまでも柔道のため死ぬことはない。
* [[スペシウム光線]]([[ウルトラマン]]) - [[ウルトラシリーズ]]の[[ウルトラマン一覧|主役キャラクター]]のほとんどが、身体より光線を放つ必殺技を有する
* [[ライダーキック]]([[仮面ライダー]]) - [[仮面ライダーシリーズ]]の主役キャラクターの多くが、跳び蹴り技を必殺技とする。
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* [[かめはめ波]]([[ドラゴンボール]]) - 後に[[波動拳]]等、手から気の球を撃つ技のモデルとなった([[遠当て]]な、考え自体は昔からあった)。
* アバンストラッシュ([[DRAGON QUEST -ダイの大冒険-]]) - 剣で出すかめはめ波的なもの。
* 奇面フラッシュ([[ハイスクール!奇面組]]) - 相手を驚かすだけの技。元々[[ギャグ漫画]]であり、話を誤魔化したり強引に纏めたりと、芸人の[[一発芸]]に近い。
* 忍法・跳頭([[ムジナ (漫画)]])- 相手を驚かすだけの技。ただし相手が驚いている隙に斬殺するのが目的のため、見た目の間抜けさに反して数々の敵を葬っている。
* 北斗百烈拳/[[北斗神拳]]([[北斗の拳]])
* ビックリドッキリメカ([[ヤッターマン]]) - 敵を倒すための小型メカを出動させる。以後、本体は応援をするだけ。
* 地獄車([[柔道一直線]])- 相手は派手に何メートルも投げ飛ばされるが、あくまでも柔道のため死ぬことはない。
* [[ドライブシュート]]([[キャプテン翼]])
* キャット空中三回転([[いなかっぺ大将]]) - 柔道で派手に何メートルも投げ飛ばされた時、空中三回転をして足から着地、一本を取られないようにする防御技。
* 大リーグボール1号/2号消える魔球/3号避ける魔球([[巨人の星]])
* 大リーグボール1号/2号消える魔球/3号([[巨人の星]]) - 後の[[スポーツ漫画]](野球に限らず[[球技]]全般)に[[魔球]]ブームを作る。
 
== テレビゲーム ==
[[テレビゲーム]]、特に[[対戦型格闘ゲーム|2D対戦型格闘ゲーム]]では、ボタンを押すだけで発生する通常の攻撃(通常技)とは別に設定されている技を呼ぶ。設定時間(大抵長くても数秒)内にレバーやボタンを一定の手順で操作する<ref>これを「コマンドを入力する」といい、それにちなんで「コマンド技」と呼ぶこともある。</ref>と発動し、通常技よりも与えるダメージが大きいのが特徴であるが、一部例外もある。その他のゲームでは、使用の際に何らかの制約がある場合が多い。
 
一定の熟練を要するため、対戦型格闘ゲームの黎明期では文字通り「必ず殺す技」といえるほどのダメージを相手に与える技であったが、現在では特殊な操作を要する技一般を「必殺技」と呼んでいる。また後年には画面内を素早く移動するのみなど、相手にダメージを与えないものも含まれるようになる(上記の通り、マンガ等には攻撃をしない必殺技も既に存在していた)
 
例として、対戦型格闘ゲーム初期の代表作『[[ストリートファイターII]]』では、主人公の[[リュウ (ストリートファイター)|リュウ]]とそのライバルの[[ケン・マスターズ|ケン]]は共に、手からエネルギー弾を相手に向けて発射する「波動拳」、空中で連続して回転蹴りを繰り出す「竜巻旋風脚」、上空に跳び上がりながら強力なアッパーカットを放つ「[[昇龍拳]]」という必殺技を持つ。これらはそれぞれ以下のような操作を行うことで必殺技が発動する。キャラクターが右を向いている状態において
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対戦型格闘ゲームのヒットにより[[シューティングゲーム]]や[[ベルトスクロールアクションゲーム]]でも[[ボンバー]](以前はこれを必殺技と呼ぶゲームもあった)以外にコマンド入力により必殺技を導入するものが現れる。
 
また[[ロールプレイングゲーム]](RPG)にも必殺技は存在する。初期には「攻撃」と「防御」しか選択肢しかなかった[[戦士]]にも[[魔法使い]]並みの選択肢の多さを与えるために用意されたものである。また、RPG製作ツールである『[[RPGツクール]](95以前)』では知力を0にしない限り、魔法使い以外にも[[マジックポイント|MP]]が与えられてしまうため、その使い道という考えもあった(作られた作品ひとつひとつの影響力は小さかったが、なにしろ数が多かった)。もともと日本のみでの発想ではあったが、『ストリートファイターII』やアニメの『[[ドラゴンボール]]』の世界的なヒットにより海外製のRPGでも採用されるようになる。さらには(テレビゲームではないが)元祖RPGである『[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]』にまで採用されるようになった。
 
== 脚注 ==