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記者クラブから分割。2010年4月29日 (木) 01:53 (UTC)
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'''記者会見'''('''きしゃかいけん''')とは、一つの場所で人や団体が複数の記者に対して発表や説明を行い、質問の受け答えをする会合である。
== 記者会見 ==
日本、ガボン、ジンバブエの記者会見の特徴は公的機関が報道機関向けに行う発表は通常、記者クラブが主催する事である。
 
== 公的な記者会見 ==
その理由は「情報開示に消極的な公的機関に対して、記者クラブという形で結集して公開を迫ってきた<ref name = "Kenkai"/>」歴史的な経緯がある事。公的機関が主催する会見は一方的な運営がなされるとの疑念を抱いている事<ref name = "Kenkai"/>が挙げられる。
日本、ガボン、ジンバブエの記者会見の特徴は公的機関が報道機関向けに行う発表は通常、[[記者クラブ]]が主催する事である。
 
日本新聞協会は<ref>{{Cite web
|url= http://www.pressnet.or.jp/statement/report/020117_68.html
|title=記者クラブに関する日本新聞協会編集委員会の見解
|publisher=日本新聞協会
|accessdate=2010-4-24
}}</ref>、その理由「情報開示に消極的な公的機関に対して、記者クラブという形で結集して公開を迫ってきた<ref name = "Kenkai"/>」歴史的な経緯がある事。公的機関が主催する会見は一方的な運営がなされるとの疑念を抱いている事<ref name = "Kenkai"/>が挙げられを説明している。
 
* [[2007年]][[9月10日]]、[[日本相撲協会]]は[[杉山邦博]][[日本福祉大学]][[客員教授]]に対し、[[横綱]][[朝青龍明徳|朝青龍]]に関するテレビでの発言が協会批判に当たるとして協会発行の取材証を返還させた。これに対し、杉山が会友として所属している[[東京相撲記者クラブ]]側は「批判する相手の取材証を取り上げるのは暴挙」と反発している。
日本新聞協会は公的機関が主催する会見を否定しないという立場だが、各記者クラブは記者クラブが主催する記者会見以外を事実上、認めない。また会見場を私物化する動きもある。
* [[1998年]]、[[TBSテレビ|TBS]]で放送された『総理と語る』では当初同局が[[ビル・クリントン]]大統領との[[タウンミーティング]]を成功させたことを踏まえた上で、『[[NEWS23|筑紫哲也 NEWS23]]』キャスターの[[筑紫哲也]]が当時の[[小渕恵三]]首相に対し、クリントンと同様の形式でタウンミーティングを行うことを打診した。これに対し、小渕本人も乗り気だったが、記者クラブ側の反対で頓挫した。結局『総理と語る』はこれまで通りの形式で行うことになった<ref>筑紫はこの顛末を著書『ニュースキャスター』で明らかにしている。因みに筑紫は記者クラブ制度について批判的なことでも知られている。</ref>。
* [[1999年]]、[[農林水産省]]記者クラブの会見場に国旗を置くことを巡り、一部メディアと農水省関係者が揉める事件が起こった。当時は「[[国旗国歌法]]」が成立した直後で、強制の有無を巡って議論となっていた中で起こった事件であった。この時の一部メディアの行動に対しては「国旗国歌法」を支持する側だけでなく、同法に批判的な側からも「そもそも農水省の庁舎内で騒ぐこと自体がおかしい」「記者クラブの[[利己主義|エゴ]]ではないか?」との批判が出た。
* [[2000年]]、小渕首相が突如[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]と[[テレビ朝日]]の番組に電話で生出演した。しかし記者クラブ側からは、「前例がない」という理由でテレビ朝日に抗議した(日本テレビはお咎めなしだった)。
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警察や公的機関の発表の場合、会見の出席が難しいフリージャーナリストや雑誌記者は、記者クラブ所属記者から情報を得ている<ref>『ジャーナリズム崩壊』 112-114頁。</ref>。また、記者クラブ所属記者が匿名で記事を書いている場合もある<ref>『ジャーナリズム崩壊』 114-115頁。</ref>。
 
== 脚注 ==
<references />
 
== 参考文献 ==
* 筑紫哲也『ニュースキャスター』 2002年 ISBN 978-4087201451
 
== 関連項目 ==
* [[記者クラブ]]
 
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[[Category:報道]]
[[Category:記者クラブ]]