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[[ファイル:Acridotheres cristatellus.jpg|thumb|235px|ハッカチョウ]]
'''ハッカチョウ'''('''八哥鳥'''、[[学名]]:''Acridotheres cristatellus''
=== 学名 ===▼
=== 日本語名 ===▼
[[和名|標準和名]]は「'''ハッカチョウ'''」、その[[漢字]]表記は「'''八哥鳥'''」([[CF#cf|''cf.'']] 八[[wikt:哥|哥]]鳥)。異称に、「'''叭叭鳥'''(あるいは、'''叭々鳥''')」および「'''哥哥鳥'''<ref>[http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%8F%AD%20&dtype=0&dname=0ss&stype=0&pagenum=1 ははちょう - Yahoo!辞書](出典:[[大辞泉]])</ref>」とそれらの読み「'''ハハチョウ'''」、「'''鸚■'''[■={{lang|zh-cn|鹆}}の[[字体#正字体|正字体]]]」および「'''鴝■'''[■=<small>前例に同じ</small>]」とそれらの読み「'''クヨク'''」、「'''小九官鳥'''<ref name="djs.hakkacho">[http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%8F%AD&dtype=0&stype=0&dname=0na&ref=1&index=17209614867000 はっかちょう - Yahoo!辞書](出典:大辞泉)。</ref>」とその読み「'''ショウキュウカンチョウ'''」がある。▼
=== 中国語名 ===▼
主要原産地の一つである[[中国]](現・[[中華人民共和国]]等)では、{{lang|zh|八哥}}の仲間(八哥属)の代表的一種としてのその名「{{lang|zh-tw|八哥}}」のほかにも、「{{lang|zh-tw|瞭哥}}([[簡体字]][<small>以下同様</small><ref>[[繁体字]]を先に記し、丸括弧内に[[簡体字]]を添える。字体に違いが無い場合は丸括弧を設けない。</ref>]:{{lang|zh-cn|了哥}})」「{{lang|zh-tw|鸚■}}[■={{lang|zh-cn|鹆}}の繁字体]({{lang|zh-cn|鹦鹆}})」「{{lang|zh-tw|寒皋}}」「{{lang|zh-tw|鴝■}}[■=<small>前例に同じ</small>]({{lang|zh-cn|鸲鹆}})」「{{lang|zh-tw|駕鴒}}({{lang|zh-cn|驾鸰}})」「{{lang|zh-tw|鳳頭八哥}}({{lang|zh-cn|凤头八哥}})」「{{lang|zh-tw|中國鳳頭八哥}}({{lang|zh-cn|中国凤头八哥}})」、および、[[台湾]][[亜種]]<ref name="djs.hakkacho"/>に固有の「{{lang|zh|加令}}」に、[[古語|古称]]の「{{lang|zh-tw|秦吉瞭}}({{lang|zh-cn|秦吉了}})」といった、数多くの名で呼ばれている<!--中国語版(2009-01-16)に基づく-->。▼
[[英語]]名 crested myna の語義は「[[wikt:en:crest|crest]] (意:[[鶏冠]]などの頭飾り。ここでは、[[鳥類用語#頭部|冠羽]])」の [[wikt:en:myna|myna]] (すなわち、ムクドリの仲間[[[ムクドリ族 (Sibley)|ムクドリ科]]、[[:en:Myna]]])」、「冠羽を具えた[[ムクドリ科 (Sibley)|椋鳥]]」である。▼
== 生物的特徴 ==
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原産地は、[[中国大陸]]南部、および、[[インドシナ半島]]。国別で言えば、[[中華人民共和国]]中部地域および南部地域、[[台湾]]、[[ベトナム]]、[[ラオス]]、[[ミャンマー]]に分布する。
[[日本]]では[[外来種]]である。
観察された地域は、東京,神奈川,大阪,兵庫,福島,栃木,愛知,大阪,京都,和歌山,香川,鹿児島,先島<ref>[http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/20370.html ハッカチョウ - 侵入生物データベース] 独立行政法人 国立環境研究所</ref>。神奈川、兵庫などでは繁殖の記録もある。
なお、[[沖縄県]][[与那国島]]・[[鹿児島県]]など南日本での観察記録は、台湾などから飛来した[[迷鳥]](すなわち自然移入)の可能性もある。
[[カナダ]]では移入されたものが外来種として繁殖し、問題となっている。▼
▲[[カナダ]]では、移入されたものが外来種として繁殖し、問題となっている。
=== 形態・生態 ===
[[体長|全長]]は約26- 27[[センチメートル|cm]]。[[ムクドリ]]大である。
全身の色は黒い。[[翼]]には大きな白い斑点があり、[[飛翔]]する際によく目立つ。下尾筒(かびとう)<ref>用語解説 :[[鳥類用語#頭部]]</ref>の[[羽毛|羽]]縁と尾羽の先端が白い。突き出した[[鳥類用語#頭部|冠羽]]が頭部前方を飾ってのが特徴的である。[[くちばし|嘴]](くちばし)の色は[[橙色]]、[[脚|肢]]は暗黄色。この翼の斑点と、頭部の飾り羽によって識別は容易。 [[食性]]は[[雑食]]で、植物の[[種子]]等のほか、[[タニシ]]など陸棲貝類、[[ケラ]]など地中棲の[[昆虫]]、[[甲虫類]]とその[[幼虫]]、[[イナゴ]]等の[[バッタ]]類である。ムクドリと同様の群れを作る例もある。
鳴き声は、澄んだ声でさまざまな音をだす。ものまねもする習性がある。
人によく懐き、[[愛玩鳥|飼い鳥]]とされる。人語などを真似るということでも親しまれている。
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== 八哥鳥と文化 ==
[[中国]]
<!--そういった品がまた、[[中国文化]]に何某(なにがし)かを求める周辺諸民族の教養人や財力ある人達の手にも渡り、目に触れることによって、例えば日本のような本来の棲息地から遠く離れた地域の住人でも芸術の世界でだけは馴染みがある、という状況を生んだと考えられる。--なんだこの一文は?コメントアウトする--> 日本
江戸初期において[[九谷焼#古九谷|古九谷]]の[[陶工]]は八哥鳥の図柄を[[磁器]]に焼き付け、絵師・[[伊藤若冲]]はその手になる『[[鹿苑寺]]大書院[[障壁画]]』の1枚に八哥鳥を描いている(「芭蕉叭々鳥図」★外部リンクで画像閲覧可能:[http://www.shokoku-ji.or.jp/jotenkaku/treasure/index_04jakuchu/ojoin06_bashohahacyozu.html 鹿苑寺大書院 芭蕉叭々鳥図襖絵 - 相国寺(公式ウェブサイト)]。[[京都市|京都]]・鹿苑寺所蔵、[[承天閣美術館]]保管)。
== 異名と外国名 ==
▲[[和名|標準和名]]は「'''ハッカチョウ'''」、その[[漢字]]表記は「'''八哥鳥'''」([[CF#cf|''cf.'']] 八[[wikt:哥|哥]]鳥)。異称に、「'''叭叭鳥'''(あるいは、'''叭々鳥''')」および「'''哥哥鳥'''<ref>[http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%8F%AD%20&dtype=0&dname=0ss&stype=0&pagenum=1 ははちょう - Yahoo!辞書](出典:[[大辞泉]])</ref>」とそれらの読み「'''ハハチョウ'''」、「'''鸚■'''[■={{lang|zh-cn|鹆}}の[[字体#正字体|正字体]]]」および「'''鴝■'''[■=<small>前例に同じ</small>]」とそれらの読み「'''クヨク'''」、「'''小九官鳥'''<ref name="djs.hakkacho">[http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%8F%AD&dtype=0&stype=0&dname=0na&ref=1&index=17209614867000 はっかちょう - Yahoo!辞書](出典:大辞泉)。</ref>」とその読み「'''ショウキュウカンチョウ'''」がある。
▲主要原産地の一つである[[中国]](現・[[中華人民共和国]]等)では、{{lang|zh|八哥}}の仲間(八哥属)の代表的一種としてのその名「{{lang|zh-tw|八哥}}」のほかにも、「{{lang|zh-tw|瞭哥}}([[簡体字]][<small>以下同様</small><ref>[[繁体字]]を先に記し、丸括弧内に[[簡体字]]を添える。字体に違いが無い場合は丸括弧を設けない。</ref>]:{{lang|zh-cn|了哥}})」「{{lang|zh-tw|鸚■}}[■={{lang|zh-cn|鹆}}の繁字体]({{lang|zh-cn|鹦鹆}})」「{{lang|zh-tw|寒皋}}」「{{lang|zh-tw|鴝■}}[■=<small>前例に同じ</small>]({{lang|zh-cn|鸲鹆}})」「{{lang|zh-tw|駕鴒}}({{lang|zh-cn|驾鸰}})」「{{lang|zh-tw|鳳頭八哥}}({{lang|zh-cn|凤头八哥}})」「{{lang|zh-tw|中國鳳頭八哥}}({{lang|zh-cn|中国凤头八哥}})」、および、[[台湾]][[亜種]]<ref name="djs.hakkacho"/>に固有の「{{lang|zh|加令}}」に、[[古語|古称]]の「{{lang|zh-tw|秦吉瞭}}({{lang|zh-cn|秦吉了}})」といった、数多くの名で呼ばれている<!--中国語版(2009-01-16)に基づく-->。
▲[[英語]]名 crested myna の語義は「[[wikt:en:crest|crest]] (意:[[鶏冠]]などの頭飾り。ここでは、[[鳥類用語#頭部|冠羽]])」の [[wikt:en:myna|myna]] (すなわち、ムクドリの仲間[[[ムクドリ族 (Sibley)|ムクドリ科]]、[[:en:Myna]]])」、「冠羽を具えた[[ムクドリ科 (Sibley)|椋鳥]]」である。
{{Wikispecies|Acridotheres cristatellus}}
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