「風光る (渡辺多恵子の漫画)」の版間の差分

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;[[沖田総司]](おきたそうじ)
:声:[[松田洋治]]
:もう1人の主人公。壬生浪士組副長助勤→新選組一番隊組長。20歳→23歳(現在)。セイの秘密を知る数少ない人物。入隊当初からセイの秘密を知り、彼女の面倒を見ている<!--セイの最愛の人-->。池田屋事変以降セイに恋心を寄せ、最近自覚した。セイを上回る甘味好きで、いつも十杯以上おかわりしている。 作者曰く「野暮天王」。隊内でも一、二を争う剣の腕前の持ち主で、町人や敵方にもその名は知られており、「人を斬る時は鬼」と言われている。普段はその事実を感じさせないほど明るく天然ボケ(?)。子供好き。幼い頃は泣き虫だった。願掛けをしているらしく、髪型は総髪。悲愴な女性絡みで悲愴な過去がありを持ちしばらく立ち直れなかったらしい。色恋沙汰鈍感になったのもこのため。生涯不犯の誓いを立てており、生涯独身を貫くつもり。<!--彼の生涯大好きランキングがあり、1位近藤、2位土方、3位いっぱい(セイはこのいっぱいの中に入っている)-->
:*[[天保]]15年([[1844年]])・'''沖田勝次郎'''・'''ナオ'''の第三子(長男)として誕生。
:*[[嘉永]]5年([[1852年]])・[[数え年]]で9歳の時に'''[[試衛館]]'''の下働きとなる。'''島崎勝太'''(後の'''近藤勇'''・19歳)・'''土方歳三'''(18歳)と出会う。
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;[[近藤勇]](こんどういさみ)
:声:[[大川透]]
:壬生浪士組局長→新選組局長。33歳。温厚な性格。[[多摩]]の豪農の生まれで、幼い頃から武士になるのが夢だった。16歳で[[天然理心流]]の三代目、周斎の養子になり、四代目を襲名している。作者曰く「天然のタラシ」。妓をよく囲い、よく騙される。拳骨が入る程口がでかい。しばらくセイを小姓につけていたが・・・。総司の(生涯)大好きランキングNo.1。
;[[土方歳三]](ひじかたとしぞう)
:声:[[上川隆也]]
60行目:
;[[藤堂平助]](とうどうへいすけ)
:声:佐藤仁志
:壬生浪士組副長助勤→新選組八番隊組長。23歳。池田屋事変での際に負った傷が額にある。試衛館に入る前からの先輩(山南)を慕っている。土方・伊東・藤が東下した際に再会するまで彼の死を知らされていなかった。<!--そのことで、同じ剣流の先輩でもあった伊東に心を救われる-->
;[[原田左之助]](はらださのすけ)
:声:[[岡田達也]]
69行目:
:[[伊東甲子太郎]]が江戸で徴募した新入隊士の1人。初対面でセイを女子と見抜き、恋心を抱いていた。[[斎藤一]]によってセイが男なのだと誤解し、過去に道場の先輩に手篭めにされそうになったトラウマから思い悩む。その後、酔った勢いで伊東と衆道的関係になってしまい、更に悩んでいたが、その人格に惚れ、伊東に傾倒している。結局セイへの気持ちは変わっていない。
;[[三木三郎]](みきさぶろう)
:[[伊東甲子太郎]]の実弟。九番隊組長。兄とは似ても似つかないほど酒太りした体型(幼い頃は共に美男子兄弟であったらしい)。幼い頃から兄を尊敬しているも、兄からは邪険にされている。お互い総司や兄に認められるための特訓の際にセイに惹かれ、酔っ払って彼女を襲おうとしてしまい<!--本人には記憶がない-->、それ以来近づけない。
;[[内海次郎]](うつみ じろう)
:伊東と共に入隊した、彼の右腕兼ツッコミ役。登場する際はほぼ伊東と一緒。彼の行動・言動には呆れながらも、縁を切れずにいる。伊東曰く「口は悪いが勘が良いから手放せない」。
;加納鷲尾(かのう わしお)
:伊東とともに入隊した同志の1人。大島流槍術の達人。三木の世話役で、いつも伊東に邪険にされる彼の肩を持ち、毎朝の挨拶は欠かさないらしい。伊東からは三木と衆道関係にあるのかと勘違いされている。
;相田(そうだ)・山口(やまぐち)
:一番隊の隊士二人組。よく一緒に登場する。物語当初は、セイをめぐって他の隊士達と決闘するが、最終的に総司が勝ち、それ以来は総司とセイの恋を見守る役に回る。総司を尊敬している。
83行目:
;[[松本良順]](まつもと りょうじゅん)
:幕府典医。玄庵の知り合い。新選組の集団検診の時にセイの正体に気づくが、彼女の説得により秘密を共有することとなる。男っぽくないセイの外見を怪しむ隊士に、彼女は'''如心遷'''(女体化する病気)だとでっち上げる。以来、総司にも信頼される。タレ目でがに股。
;[[坂本龍馬]](さかもと りょうま)/才谷梅太郎
:尊攘派中心人物。[[ピストル|短筒]]を所持しているが、鈍いので撃っても当たらない。「才谷梅太郎」という偽名を使う。セイが特命を受けて探った人物。
;[[一橋慶喜]](ひとつばし よしのぶ)/浮之助
:禁裏守衛総督兼摂海防禦指揮。後に徳川幕府最後の将軍となる人物。現将軍・家茂とは対極的であり、仲はあまり良くないように見えたが、お互いに和解した。よく「浮之助」という偽名を使って遊里などで遊んでおり、その際に総司・セイと出会った。
;[[徳川家茂]](とくがわ いえもち)
:十四代将軍。人柄がよく、家臣からも非常に愛されている。甘味好きということで、対面したことはないものの総司から好かれている。次期将軍争いの際、[[一橋慶喜]]より年下の自分がその座に就いた。そのことで彼に恨まれていると思っており、彼に対してはひねくれていた。後に和解する。
;深雪(みゆき)
:大阪の遊里の、最も人気のある太夫。もとは武家の娘であったが、元治の変(元治の獄)で勤皇派であった父を殺され、家は断絶し、婚約も破談、妹と共に売られた。[[近藤勇]]により身請けされるも、妹のために彼をだまし、自分と別れるように仕向けた。最終的には、妹に手のひらを返され、手切れ金をもらい、近藤の元から去った。
;孝(こう)
:深雪の妹で、最近太夫に昇格した(当時の源氏名は御幸太夫)。セイと同い年。姉に上手く乗せられた近藤に身請けされ、妾宅で女中として働き始める。姉の策略を知るも、近藤を本気で好きになり、彼の妾となる。<!--床上手?-->
;春/龍(はる/りょう)
:坂本龍馬の情婦で、船宿「寺田屋」で働く。龍馬の情報を掴む特命を受け、潜入したセイと知り合う。セイとは結構気が合う様子。後者は本名で、町医者の娘であったが、その父が勤皇が過ぎて獄死し、寺田屋の養女に。前者はその際に登勢が改めたものであり、「お龍」は龍馬と二人の時か、彼に危険が迫った時の女将との合図のみに使われる。
101行目:
;富永祐馬(とみなが ゆうま)
:声:[[関智一]]
:故人。セイより7歳上の兄。壬生浪士組へ入隊志願し、武士になることを望んでいた。[[佐幕]]思想が強く、そのため[[尊皇攘夷]]派浪士の襲撃を受けた。友人である[[斎藤一]]とどこか似ている。<!--モチーフは天保13年説の総司?-->
;原田まさ(はらだ―)
:[[原田左之助]]の妻で、旧姓は菅原。町人ではあるが、名字帯刀の名家の娘。最近、左之助の子供を身篭った。
107行目:
:会津肥後守の御抱刀工。名工として、朝廷から和泉守の称号を授かったが、その称号の重さを思うあまりに刀を鍛てずにいた。土方と出会い、その刀に対する熱意で心が再燃し、土方が終世佩用する兼定を鍛った。その後、セイに合う刀身の拵も鍛った。歳三より2歳下で、見た目は実年齢より若い。おっとりとしており、恥ずかしがりやで、初対面から土方に好意を抱いている。彼と土方の一件で、隊内で衆道が流行した。
;サエ
:試衛館時代、ツネの実家からの侍女として道場で家事をしていた女性。総司の女嫌いを作った原因の人物。総司<!--当時は宗二郎-->に恋をし求婚するも、それを断られて懐剣で自殺未遂する。その後商家に嫁ぐも、総司を忘れられずにいた。夫との間に子供が出来ずにおり、総司への想いを吹っ切るため再び彼の前に現れる。総司に悩みを打ち明けた後、元気な女の子を儲けた。
;近藤ツネ(こんどう―)
:[[近藤勇]]の妻。清水家家臣の娘に生まれた歴とした武家の娘。それほど美人顔ではないため、年齢的にも嫁き遅れ寸前だった。一橋家の祐筆を務めているほどの才女で、土方曰く「顔が良ければこの道場美人なら試衛館にはまわってこないようなタマ」。娘(タマ)がいる。
;大坂屋与兵衛(おおさかや よへえ)
:西洋伝方写真処主人。人々の[[写真|ポトガラヒー]]を撮る職人。ひょんなことからセイ・総司と知り合い、二人のポトガラ(ツーショット)を撮った。<!--この際、セイは女子姿である。(この後、隊の皆に知られないように山南の墓に埋めたが、すぐ土方に見つかってしまい、その後様々なことが重なってポトガラは割れてしまった)-->