「中央通り (高松市)」の版間の差分

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|制定年 =
|道路の方角 = 北南
|起点 = [[香川県]][[高松市]][[寿町 (高松市)|寿町]]一丁目]]<br />サンポート高松玉藻交差点
|終点 = 香川県高松市[[栗林町 (高松市)|栗林町]]一丁目]]<br />栗林公園前交差点
|接続する主な道路 = <!-- 県道以上のみ記述。それ以外は本文参照 -->[[香川県道173号高松停車場栗林公園線]]<br />[[香川県道159号高松港線]]<br />[[香川県道43号中徳三谷高松線]]<br />[[香川県道155号牟礼中新線]]<br />[[香川県道33号高松善通寺線]]
}}
[[ファイル:Takamatsu Chuo-dori in Tenjinmae view north.jpg|thumb|250px|right|国税局前から市役所、サンポート方面を見る]]
[[ファイル:Takamatsu Chuo-dori in Tenjinmae view south.jpg|thumb|250px|right|天神前周辺]]
[[ファイル:Kinen-Doro, Takamatsu.jpg|250px|thumb|right|戦前の現・高松駅前交差点付近]]
'''中央通り'''(ちゅうおうどおり)は、[[香川県]][[高松市]]のサンポート高松玉藻交差点から栗林公園前交差点に至る全長約2.4[[キロメートル|km]]における'''[[国道30号]]'''及び'''[[国道11号]]'''の愛称である。
 
文字通り高松市の中央を南北に貫く同市のメインストリート及びシンボルゾーンであり、そのオアシスロードとして[[日本の道100選]]に選定されている。名称の汎用性から'''高松中央通り'''とも呼ばれる。
'''中央通り'''(ちゅうおうどおり)は、[[香川県]][[高松市]]のサンポート高松玉藻交差点から栗林公園前交差点に至る全長約2.4[[キロメートル|km]]における'''[[国道30号]]'''及び'''[[国道11号]]'''の愛称である。
 
文字通り高松市の中央を南北に貫く同市のメインストリート及びシンボルゾーンであり、そのオアシスロードとして[[日本の道100選]]に選定されている。名称の汎用性から'''高松中央通り'''とも呼ばれる。
 
== 概要 ==
[[ファイル:Takamatsu Chuo-dori in Tenjinmae view north.jpg|thumb|250px|国税局前から市役所、サンポート方面を見る]]
[[ファイル:Takamatsu Chuo-dori in Tenjinmae view south.jpg|thumb|250px|天神前周辺]]
* 起点のサンポート高松玉藻交差点から中新町交差点までの幅員は36m、そこから栗林公園前交差点までは33mであり、全区間上下3車線である。うち幅員4mの中央分離帯には8m間隔で214本の[[クスノキ]]の大木が植えられている。
* 片側3車線ではあるが、北へ行くほど違法駐車が多くなり、特に[[国道30号]]の区間である[[番町交差点]]以北は常に1車線がふさがっている。
* 毎年[[8月14日]]は「[[さぬき高松まつり]]」総踊りのため、[[高松市立中央公園|中央公園]]を中心に北は寿町交差点から南は中新町交差点まで通行止めとなるので注意されたい
* 中央分離帯のクスノキには[[ムクドリ]]が生息しており、夏秋冬の非繁殖期には約3000羽のムクドリが騒音、糞害などを起こす。<!--日中は自然の豊富な高松市郊外で活動しているため特に夕方の騒音が激しい。-->ムクドリは有害鳥獣の一種で[[カラス]]や[[ヘビ]]などの天敵のよりつきにくい市街地に巣を作り、日中は周辺に餌を取りに行く。そのことから、高松市周辺ではまだ自然が残されていることや、中央分離帯に生息しているため歩行者への糞害は少ないこと、自然との共存などを考慮し駆除は行われていない。
* 旧丸亀街道である兵庫町商店街との交差点には高松市[[道路元標]]がある。
 
== 歴史 ==
[[1925年]]に[[昭和天皇]]成婚の'''記念道路'''として寿町から兵庫町まで整備され、[[太平洋戦争]]にかけて徐々に南に順延されていったと見られているが、戦時中の情報統制により資料が希薄なため正確な整備状況は未だ不明である。ところが[[2006年]]、高松空襲直後に米軍よって撮影された損害評価のための航空写真の公開でその当時の街路網がわかるようになると、戦時中には中央通りはすでに中新町交差点まで整備されていたことが確認された。その後、戦後復興事業の一つとして[[1954年]]に[[栗林公園]]まで順延され拡張再整備された。
[[ファイル:Kinen-Doro, Takamatsu.jpg|250px|thumb|戦前の現・高松駅前交差点付近]]
[[1925年]]に[[昭和天皇]]成婚の'''記念道路'''として寿町から兵庫町まで整備され、[[太平洋戦争]]にかけて徐々に南に順延されていったと見られているが、戦時中の情報統制により資料が希薄なため正確な整備状況は未だ不明である。ところが[[2006年]]、高松空襲直後に米軍よって撮影された損害評価のための航空写真の公開でその当時の街路網がわかるようになると、戦時中には中央通りはすでに中新町交差点まで整備されていたことが確認された。その後、戦後復興事業の一つとして[[1954年]]に[[栗林公園]]まで順延され拡張再整備された。
 
=== 年表 ===
* [[1925年]] - 寿町〜兵庫町間開通。
* 〜戦前 - 兵庫町〜[[中新町交差点]]間開通。
* [[1954年]] - 中新町交差点〜栗林公園前交差点間開通により全線開通。
* [[1955年]] - 中新町交差点の通行方式が[[ロータリー交差点|ロータリー]]式から[[信号機]]式に変更。
* [[1965年]][[12月7日]] - 四国初の横断歩道照明灯が設置される。
* [[1974年]] - 中新町交差点に地下道が完成。
* 1974年[[12月20日]] - 上り線[[バス優先レーン]]の設置。
* [[1976年]][[2月15日]] - 上り線バス優先レーン延長。
* 1976年 - 鍛冶屋町交差点に信号機設置。
* [[1977年]][[7月1日]] - 上り線バス優先レーン再延長。
* [[1982年]][[2月24日]] - 下り線バス優先レーン設置。寿町一丁目〜中央公園南交差点、1250m。
* 1982年 - 景観を損なう理由から中央分離帯のクスノキの丸刈り剪定を廃止。
* [[1983年]][[2月23日]] - 下り線バス優先レーン設置。中新町交差点〜室新町交差点、1450m。
*1982年 - 景観を損なう理由から中央分離帯のクスノキの丸刈り剪定を廃止。
* [[1986年]] - [[日本の道100選]]に選定される。
<!--*[[1988年]] - 栗林公園東側の中央通り歩道部分において狭隘さによる自転車と歩行者の通行の危険性が認知され始める。-->
* [[1999年]][[2月23日]] - バス優先レーンのカラー舗装。
* [[2002年]][[1月]] - 中央分離帯の開口部のうち、琴電高松築港駅前(開口幅員:6.1m)、法務局・裁判所前(10.3m)、中新町交差点北(9.4m、交差路線:市道天神前中野町線)、中新町交差点南(8.8m、市道中新町2号線)、栗林公園北(11.6m、市道栗林3号線)、公園前交番北(9.0m、市道栗林町13号線)の計6ヶ所を仮閉塞。
* 2002年4月 - 土嚢で仮閉塞していた中央分離帯の開口部計6ヶ所をコンクリート縁石で完全封鎖。
* 2002年[[6月28日]] - 中野町南交差点に新規信号機設置。それに伴い接続する北西側の一方通行道路の進行方向転換と東側接続路の新規一方通行指定。
* [[2004年]][[2月10日]] - 7:00〜9:00と17:00〜19:00に全線で[[公共車両優先システム]]を導入。
* 2004年[[6月10日]] - 中央分離帯の開口部のうち、香川銀行本店前を封鎖。中央公園南交差点上り線に右折レーン設置。それに伴い中央分離帯のクスノキ5本を裁判所前、美術館交差点前、中央公園前、NTTドコモ前、中新町交差点北へそれぞれ移植。<!--うち3ヶ所が2002年及び2004年の開口部閉塞部で、残り2ヶ所の移植先にあったクスノキは芯枯れ、生育不良などで太田中央公園、さぬき空港公園へ移された。-->
*2004年[[6月10日]] - 中央分離帯の開口部のうち香川銀行本店前を封鎖。
* [[2006年]][[6月1日]] - 市条例により[[サンポート高松]]地区、[[高松中央商店街]]の大部分と共に全線が''歩きタバコ禁止区域''に指定される。
*2004年6月10日 - 中央公園南交差点上り線に右折レーン設置。それに伴い中央分離帯のクスノキ5本を裁判所前、美術館交差点前、中央公園前、NTTドコモ前、中新町交差点北へそれぞれ移植。うち3ヶ所が2002年及び2004年の開口部閉塞部で、残り2ヶ所の移植先にあったクスノキは芯枯れ、生育不良などで太田中央公園、さぬき空港公園へ移された。
* [[2007年]][[11月12日]]〜[[12月9日]]7時〜19時 - 歩行者・自転車分離柵の通行実験。実験区間は、高松築港バス停から高松高等裁判所までと中央公園東の歩道それぞれ約200メートル。
*[[2006年]][[6月1日]] - 市条例により[[サンポート高松]]地区、[[高松中央商店街]]の大部分と共に全線が''歩きタバコ禁止区域''に指定される。
* [[20072008年]][[1171216日]]、寿町交差点[[12月9日]]7時〜19時 - 中新町交差点1.4km区間において、四国初となる歩行者・自転車分離柵の通行実験設置工事開始実験区間事業費高松築港バス停から高松高等裁判所までと中央公園東の歩道それぞれ200メートル3000万円
*[[ 2008年]][[781629日]]、寿町交差点〜中新町交差点1.4km区間において四国初となる - 歩行者・自転車分離柵の設置工事部分運用開始。事業費は約3000万円(番町交差点〜中新町交差点:500m)
* 2008年[[810293日]] - 歩行者・自転車分離柵の部分運用開始(番寿町交差点〜中新町交差点:500m)完成で全区間運用開始
* 2008年[[10123日]] - 歩行者・自転車分離柵の寿を延長。中新町交差点〜番町交差点完成で全栗林公園800メートルの区間運用開始において、レンガブロック舗装の撤去と花壇の撤去による歩道拡張工事が完了
* [[2010年]]1月 - 中新町交差点-栗林公園交差点と室新町交差点-東紙町交差点で歩行者・自転車の分離柵の運用を開始。
*2008年12月 - 歩行者・自転車分離柵を延長。中新町交差点〜栗林公園800メートルの区間においてレンガブロック舗装の撤去と花壇の撤去による歩道拡張工事が完了。
*[[2010年]]1月 - 中新町交差点~栗林公園交差点と室新町交差点~東紙町交差点で歩行者・自転車の分離柵の運用を開始。
 
== 路線データ ==
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* 終点:香川県高松市[[栗林町 (高松市)|栗林町一丁目]]・栗林公園前交差点
* 総延長:2.4km
* 幅員:36m、33m([[中新町交差点]]-終点)
* 車線数:6車線
* 制限速度:50km/h
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=== 通行規制 ===
* [[バス優先レーン]](路線バス、通学通園バス、通勤送迎バス):上り全線(7:30-8:30)、下り中央公園南交差点〜中新町交差点を除く全線(17:00-18:00)
バス優先レーン適用時間帯は駐停車禁止となる。除外車は上記対象車両に加え緊急自動車・郵便収集車。タクシーは乗降時のみ停車可。なお下り線のうち中央公園南交差点〜中新町交差点が規制されていないのは各交差点がことでん瓦町駅への流入・流出路となっているため、全便が同駅を経由している一般路線バスは同区間を通らないからである([[高速バス]]と[[高松空港]]行きリムジンバスの一部は経由しないため同区間を通る)。
 
=== 路線区分 ===
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== 都市計画道路指定 ==
[[都市計画道路]]高松港岩崎線は当道路と[[空港通り (国道193号)|空港通り]]の各全線からなる。かつては高松市寺井町を境に以北が高松港寺井線、以南が岩崎寺井線と別々に指定されていたが、[[2006年]][[6月2日]]の香川県告示第457号によって統合されて現路線名に改名された。高松港寺井線は[[1946年]][[6月5日]]<ref>[http://www.pref.kagawa.lg.jp/toshikei/keikaku/toshikeikakusasshi/chapter4-1.pdf 香川県・土木部都市計画課「IV都市施設」]</ref>、[[戦災復興院]]告示第39号により指定。車線数・名称の変更などを除く最終決定日は[[1992年]][[12月11日]]<ref>[http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/2715.html 高松市・都市計画道路の指定状況]</ref>。岩崎寺井線は[[1984年]][[9月1日]]、香川県告示第655号により指定。車線数・名称の変更などを除く最終決定日は[[2001年]][[3月30日]]。
; 都市計画道路高松港岩崎線
* 指定部分:全線
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== 関連項目 ==
* [[高松市内の通り]]
* [[道路]]
* [[一般国道|国道]]
* [[四国地方の道路一覧]]
* [[中新町交差点]]
 
{{国道11号}}
{{国道32号}}
 
{{DEFAULTSORT:ちゆうおうとおり}}
[[Category:高松市の交通]]