「ジェームス三木」の版間の差分

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[[1989年]]に映画『善人の条件』で監督に初挑戦した。舞台演出、小説、随筆なども手がけている。
 
[[1992年]]から[[1993年]]にかけて、元妻[[山下典子|憲子]]の著書『仮面夫婦』([[祥伝社]])『夫婦戦争』(現代書林)によって[[家庭内暴力]]<ref>『夫婦戦争』p.206によると、まだよちよち歩きだった長女が三木の妹の形見の[[ランドセル]]で遊んでいると、三木はうるさいと言ってそのランドセルを長女に投げつけた。その結果、長女は唇を切って6針縫う重傷を負った。</ref>や動物虐待<ref>『夫婦戦争』pp.201-204によると、三木は牝の[[柴犬]]を飼っていたとき、発情期に牡犬が寄ってくるのをうるさがって「臭いでオスが寄ってくるのだから、[[石油]]をかけて臭いを消せばこなくなる」と言ってバケツ2杯の石油をその柴犬の下半身にかけて[[火傷]]を負わせ、果ては半身不随にしてしまったことがある。その3年後、三木はその柴犬を引越しのついでに独断で捨ててしまった。</ref>や不貞を暴かれ、また『春の歩み(或る美青年)』と題する女性遍歴ノートの中で自ら性交した女性たち([[1952年]]から[[1970年]]まで173人に及ぶ)の容姿や「器械」(性器)を「65(点)」「A級」「B級」「C級」「ベタベタと、濡れ過ぎるやうな、ダラシない性器」<ref>『夫婦戦争』p.113</ref>「踏みあらされし、[[立川市|砂川町]]のタンボの如き局所」<ref name = "james">『夫婦戦争』p.117</ref>などと詳細に批評・採点し、なおかつ足に障害のある女性を抱いた経験について「興味の中心は、この女が×××<span style="font-size:smaller;">(引用者註、足が悪いことの表現)</span> であると云ふ一事に尽きた。後は、只もう、不潔感と、後悔の念で、ツバを吐きかけたくなった。二度とこの女の顔は思ひ出したくない。不愉快な思ひ出である。××<span style="font-size:smaller;">(引用者註、前歯の形に関する慣用語)</span> で、×××<span style="font-size:smaller;">(引用者註、足が悪いことの表現)</span> で、クビに大きな傷痕のある女」<ref>『夫婦戦争』pp.117-118</ref>「×××<span style="font-size:smaller;">(引用者註、足が悪いことの表現)</span> は良し──--と云ふ格言?は脆くも潰された。×××は所詮×××なり、伝説を信ずる勿れ」<ref name = "james">『夫婦戦争』p.117</ref>などと差別的な記録を残していたことが明らかにされて[[スキャンダル]]となった。このため50本以上の講演をキャンセルされ、NHKの番組出演も降ろされるなどの損害を受ける。このため、[[1992年]]、[[名誉毀損]]で[[典子|憲子]]と祥伝社を刑事告訴。1993年には[[典子|憲子]]と祥伝社に1億3712万9823円の[[損害賠償]]を求めて民事提訴した。民事については、[[1994年]]、被告側が500万円の和解金を支払うことで解決。しかし離婚については金銭面で折り合いが付かず、[[2000年]]2月にようやく離婚成立となった<ref name = "miki">福田ますみ「ジェームス三木・山下典子 『仮面夫婦』の『春の歩み』壮絶バトル」(『[[新潮45]]』[[2006年]]9月号、p.67)</ref>。[[典子|憲子]]との離婚が成立した直後、27歳下の元国際線[[スチュワーデス]]と再婚<ref name = "miki">福田ますみ「ジェームス三木・山下典子 『仮面夫婦』の『春の歩み』壮絶バトル」(『新潮45』2006年9月号、p.67)</ref>。
 
長男は[[俳優]]の[[山下規介]]。弟の[[山下六合雄]](やました くにお、[[1945年]][[5月29日]] - )にも、脚本や作曲を手がけた作品がある。
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*『[[夕月 (映画)|夕月]]』([[1969年]])
*『[[コント55号 宇宙大冒険]]』(1969年)
*『夕映えに明日は消えた』([[1973年]] )※公開中止
*『[[なにがなんでも為五郎]]』([[1970年]])
*『喜劇 [[三億円事件]]』([[1971年]])
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*『[[北の宿から]]』(1976年)
*『恋の空中ぶらんこ』(1976年)
*『[[ブラック・ジャック (実写版)#映画(1977年・宍戸錠版)|ブラックジャック 瞳の中の訪問者]]』([[1977年]]原作:[[手塚治虫]]
*『[[ふりむけば愛]]』([[1978年]])
*『[[ピンク・レディー]]の活動大写真』(1978年)
*『[[夏服のイヴ]]』(1984年)
*『[[四月の魚]]』([[1986年]])
*『善人の条件』([[1989年]])同時に映画)※監督も務める
*『メトレス』([[2000年]]原作:[[渡辺淳一]]
*『[[ふるさとをください]]』([[2008年]])
 
==== テレビドラマ ====
*『[[七人の刑事]]』(1969年 [[TBSテレビ|TBS]])
*[[ポーラテレビ小説]]『[[お登勢 (船山馨)|お登勢]]』(1971年、TBS)TBS、原作:[[船山馨]]
*『[[助け人走る]]』(1973年 - [[1974年]] [[ABCテレビ|ABC]])
*『私という他人』(1974年 TBS)
*『[[白い滑走路]]』(1974年 TBS)
*『[[白い地平線]]』([[1975年]] TBS)
*『[[赤い迷路]]』(1975年 TBS)
*『逢えるかも知れない』([[1976年]] [[フジテレビジョン|フジテレビ]])
*『玉ねぎ横町の花嫁さん』(1976年 [[テレビ朝日|NETテレビ]])
*『[[ジグザグブルース]]』([[1977年]] TBS)
*『ありがとうパパ』(1977年 [[日本テレビ放送網|日本テレビ]])
*『青い鳥を撃て』(1977年 [[テレビ朝日]])
*『誰かさんと誰かさん』([[1978年]] テレビ朝日)
*『パパの結婚』(1978年 日本テレビ)
*『魔女伝説』([[1979年]] フジテレビ)
*『かたぐるま』(1979年 日本テレビ)
*『[[西遊記シリーズ|西遊記]]』(1979年、日本テレビ)
*『エマニエルの美女 [[ 江戸川乱歩]]の「化人幻戯」』([[1980年]] テレビ朝日原作:[[江戸川乱歩]])
*『手ごろな女』(1980年 日本テレビ)
*『かたぐるま2』(1980年 日本テレビ)
*『西遊記2』(1980年 日本テレビ)
*『愛さずにはいられない』(1980年 [[日本放送協会|NHK]])
*『[[加山雄三のブラックジャック]]』(1981年 テレビ朝日原作:手塚治虫
*『煙が目にしみる』(1981年 NHK)
*『ここまでは他人』([[1981年]] TBS)
*『天国と地獄の美女 江戸川乱歩のパノラマ島綺談奇譚』([[1982年]] テレビ朝日原作:江戸川乱歩
*『かたぐるま3』(1982年 日本テレビ)
*『[[けものみち]]』(1982年 NHK)、NHK、原作:[[松本清張]]
*『夢見る頃を過ぎても』([[1983年]] NHK)
*『お前に首ったけ』(1983年 NHK)
*『[[波の塔]]』(1983年 NHK)、NHK、原作:松本清張
*『徹と由起子』([[1984年]] TBS)
*『[[澪つくし]]』([[1985年]] NHK)
*『新婚旅行は三人で』([[1986年]] TBS)、[[RKB毎日放送]])
*『[[父の詫び状]]』(1986年 NHK)、NHK、原作:[[向田邦子]]
*[[大河ドラマ]]『[[独眼竜政宗 (NHK大河ドラマ)|独眼竜政宗]]』([[1987年]] NHK)、NHK、原作:[[山岡荘八]]
*『[[翼をください (テレビドラマ)|翼をください]]』([[1988年]] NHK)
*『幸せの黒いしっぽ』([[1989年]] テレビ朝日)
*『聖女(マドンナ)は春風にのって』([[1990年]] NHK)
*『女房という他人』(1990年 テレビ朝日)
*『[[巌流島]]』(1992年 NHK)
*『危険なパーティ』(1992年 日本、[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]
*『戦国武士の有給休暇』(1994年 NHK)
*大河ドラマ『[[八代将軍吉宗]]』([[1995年]] NHK)
*『[[存在の深き眠り]]』([[1996年]] NHK)
*『[[憲法はまだか]]』(1996年 NHK)
*『[[雲の上の青い空]]』([[1997年]] NHK)
*『[[夜会の果て]]』(1997年 NHK)
*『おじさん改造講座』([[1998年]] NHK)、NHK、原作:[[清水ちなみ]]
*『けろりの道頓  [[秀吉]]と女を争った男』([[1999年]] フジ、[[関西テレビ放送|関西テレビ]]、原作:[[司馬遼太郎]]
*大河ドラマ『[[葵徳川三代]]』([[2000年]] NHK)
*[[金曜時代劇]]『お登勢』([[2001年]]、NHK)NHK、原作:船山馨
*『[[結婚泥棒]]』([[2002年]] NHK)
*『龍神町龍神十三番地』([[2003年]] TBS)、TBS、原作:[[船戸与一]]
*[[火曜サスペンス劇場]]『通いの天使・介護ヘルパー 田野倉滋子』([[2004年]] 日本テレビ)
*開局45周年記念作品『[[弟 (テレビドラマ)|弟]]』([[2004年]] テレビ朝日原作:[[石原慎太郎]]
*金曜時代劇『[[最後の忠臣蔵]]』(2004年、NHK)NHK、原作:[[池宮彰一郎]]
*『[[上を向いて歩こう 坂本九物語]]』([[2005年]] [[テレビ東京]])
*[[木曜時代劇]]『[[次郎長背負い富士]]』([[2006年]]、NHK)NHK、原作:[[山本一力]]
*[[新春ワイド時代劇]]『[[忠臣蔵 瑤泉院の陰謀]]』([[2007年]]  テレビ東京原作:[[松崎哲久|湯川裕光]]
*『[[海峡 (テレビドラマ 2007年)|海峡]]』(2007年 NHK)
*開局50周年記念作品『[[天と地と#テレビドラマ版|天と地と]]』([[2008年]]  テレビ朝日原作:[[海音寺潮五郎]]
* 生誕100年記念 [[松本清張]]ドラマスペシャル 「[[書道教授#2010年版|書道教授]](2010年3月23日、日本テレビ)
 
==== 舞台 ====
*『愛さずにはいられない』([[1982年]] [[青年劇場]])
*『結婚という冒険』([[1985年]] 青年劇場)
*『澪つくし』([[1986年]] [[新橋演舞場]])
*『翼をください』([[1990年]] 青年劇場)
*『煙が目にしみる』([[1991年]] [[前進座]])
*『巨人の帽子』([[1992年]] [[俳優座]]
*『真珠の首飾り』([[1998年]] 青年劇場)
*『[[菜の花の沖]]』([[1999年]] [[わらび座]]原作:司馬遼太郎
*『つばめ』([[2002年]] わらび座)
*『[[さぶ]]』([[2003年]] 新橋演舞場原作:[[山本周五郎]]
*『ドクトル長英』([[2004年]] わらび座)
*『悪魔のハレルヤ』(2004年 青年劇場)
*『坊っちゃん!』([[2006年]] わらび座原作:[[夏目漱石]]
*『[[族譜]]』(2006年 青年劇場原作:[[梶山季之]]
*『最愛のひと』(2006年 明治座)
 
==== ゲームソフト ====
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=== 小説 ===
* 『[[澪つくし]]』([[1985年]] [[実業之日本社]] NHK[[)※NHK連続テレビ小説]])
* 『[[八代将軍吉宗]]』([[1994年]] [[日本放送出版協会|NHK出版]] NHK)※NHK大河ドラマ原作本
* 『存在の深き眠り』
* 『葵 徳川三代』([[1999年]] NHK出版 NHK)※NHK大河ドラマ原作本
* 『つばめ』([[2003年]] NHK出版)
* 『憲法はまだか』([[角川書店]]、2004年4月、ISBN 4048733745)
* 『つばめ』([[2003年]] NHK出版)
* 『ドクトル長英』 
 
=== 作詞 ===
* 君の青春は輝いているか([[1987年]] テレビ朝日 [[超人機メタルダー]]OP)
* タイムリミット([[1987年]] テレビ朝日 [[超人機メタルダー]]ED)
* ネコなんだもん - 日本テレビ『[[進め!電波少年]]』にて、[[松本明子]]が歌う曲として依頼され作詞。作曲は[[ポール・モーリア]]。
 
===その他===
*(うた・[[きたがわてつ]]・寄稿・[[早乙女勝元]]・[[森村誠一]],写真・[[田辺順一]] )『日本国憲法前文と九条の歌―CD-CDブックス』([[あけび書房]],[[2004年]],ISBN 4871540510)
* [[クイズダービー]]』(TBS)に複数回ゲスト解答者として出演。しかし第700回([[1989年]][[7月29日]]放送分)、第750回([[1990年]][[7月28日]]放送分)では2回連続0勝8敗となり、実質16連敗以上している。
 
== 関連項目 ==