「ヘブライ人への手紙」の版間の差分

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前述のように、ヘブライ人への手紙の筆者については論議があり、筆者がパウロであるとする説は多く東方に行われてきた。[[ムラトリ正典目録]]などからは、西方ではヘブライ人への手紙がパウロ書簡とみなされず、したがって[[正典]]の一部とされていなかったことが伺える。ヘブライ人への手紙が正典と全教会において広く認められるのは397年の[[カルタゴ教会会議]]以降であり、このとき書簡はパウロのものとされた。以後、この書の正典性についての議論はおこなわれていない。
 
こうした経緯から『ヘブライ書』は、新約聖書の正典確認後、今日に至るまでパウロを著者とする書簡群と公同書簡の間に置かれている。ただし、近代の批判的聖書学で本書がパウロとは無関係であることが確認されたため、時に[[公同書簡]]に含めたり、それと同等の扱いをすることがある。
 
=== 書簡のあて先 ===