「データ記述言語」の版間の差分

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茴香 (会話 | 投稿記録)
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2 については、従来、データを格納する方法はシステムやアプリケーションによってばらばらで、さまざまな[[ファイルフォーマット|フォーマット]]が乱立していた。プログラム開発者はデータを読み書きするプログラムを個々のソフトに合わせてその都度作成せねばならず、また、データファイル自体も特殊な形式をもっているために汎用性が失われる問題が生じていた。インターネットの普及とともに、特にデータの交換が必須な分野でデータファイルのフォーマットや個々のデータへのアクセス方法を統一する必要性が生じた。
 
3 については、従来のデータファイルでは[[バイナリ]]形式と呼ばれる方法も多用されていた。これは数値を文字によって記述するのではなく、そのまま値としてファイルに書き込む方法である。バイナリ形式は、同じデータならばテキスト形式に比べて少ないファイルサイズでデータを格納できる利点があり、コンピュータの[[補助記憶装置]]の資源が乏しい時代にはごく普通に用いらた。バイナリ形式のデータは現在でも多くのアプリケーションで用いられており、特にデータサイズが重要な意味をもつ[[データ圧縮|圧縮データ]]では必須となっている。しかし、バイナリ形式は、そのままでは可読性が低く、生のデータを人が読み書きするのが困難であるという欠点をもっている。このため、データ記述言語ではテキスト形式を用いているのが一般的である。
 
== 関連項目 ==