「常住人口」の版間の差分

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「現住人口」とは、調査日時(明治20年以降は、月末の深夜24時)に戸籍上実際に現住している場所(現住地)で集計した人口である。[[明治維新]]において[[戸籍制度]]が統一されてから生まれた概念であり、戸籍上の本籍地によって集計された「本籍人口」より出入寄留者、逃亡失踪者、陸海軍の兵営艦船に在る者、監獄に在る者、外国行きの者を加除して得た人口で、一種の戸籍上の「常住人口」であるが、外国人や無籍の者、皇族(明治18年以降)など、戸籍を持たない者は調査の対象外であった。
 
なお現住人口は、死亡・脱籍等の届出漏れによる虚数がかなり含まれており余り正確な統計ではなかった。そのため明治時代後半から、生の集計結果である現住人口を「'''現住人口(甲種)'''」と称し、これとは別に全国の入・出寄留者の差数を各県別の入・出寄留者数の比で各県に按分修正して算出するという、統計的補正を加えた現住推計人口である「'''現住人口(乙種)'''」が考案された。 さらに警察署に地域の人口住民を調査を調べさせて集計した「'''警察署調査現住人口'''」も、国勢調査開始以前に作成された。
 
昭和27年(1952年)に[[住民基本台帳|住民登録制度]]が開始されることにより、本籍人口・現住人口を初めとする戸籍をベースとした人口統計の集計は終了し、[[住民基本台帳]]による登録人口の集計へと移行する。
 
==外部リンク==
* [http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2005/users/yougo/yougo1.htm 統計表で用いられる用語,分類の解説1]