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紅の蓋 (会話 | 投稿記録)
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** '''「静子の方が希典に対して興味・想いを持っていた」'''とされる文献もあるが、これは間違いである。事実は逆で、希典の方が'''「鹿児島の女子しか嫁に貰わぬ」'''と述べている。
* 長男・[[乃木勝典|勝典]]を始め、4人の子宝に恵まれるが、勝典と次男・[[乃木保典|保典]]を残し、下の二人は生後、間もなく[[夭折]]する。
* 新婚当時は生活も厳しく、貧しい生活をしている上に姑・<ruby><rb>[[乃木寿子]]</rb><rp>(</rp><rt>のぎ ひさこ</rt><rp>)</rp></ruby>('''[[乃木久子|久子]]'''表記での文献有り)との確執もあり、苦労・苦悩が続き、1年半ほど勝典・保典を連れて別居している。
* [[日露戦争]]が開戦し、出征する希典(出征時は既に[[陸軍中将]] - [[陸軍大将]])・勝典・保典(二人とも出征時は既に[[陸軍少尉]])に[[東京|東亰]]・[[銀座]]の高級化粧品店・[[資生堂]]で1つ9円もする[[香水]]2つと8円の香水1つの計3つを購入し、贈る。
** 当初、静子は9円の香水を3つ購入して3人にそれぞれ贈るつもりだったが、9円の香水が2つしかなかったため、9円の香水を勝典と保典に、8円の香水を希典に贈った。当時の9円というのは、成人女性が精一杯働いて稼ぐことの出来る平均給与の約2か月分に相当する。静子がそこまでして高価な香水を贈ったのは、もし戦死した後、[[遺体]]から異臭が放たれれば夫と愛息子が不憫この上ないという妻として、母親としての哀しいまでの家族を想いやる愛の表現であった。