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{{otheruses|相撲の決まり手|柔道の技|掬投}}
'''掬い投げ'''(すくいなげ)とは、[[相撲]]の[[決まり手]]のひとつである。[[差手]]で[[褌]]を取らず、相手をすくうようにして投げる技。かつて[[横綱]][[大鵬幸喜]]や[[旭富士正也]]が得意とした。なお[[柔道]]にも同名の技が存在するが、動作に相似点のない全く別の技であり、[[浮腰]]や[[大腰]]のほうが動作としては近い。
 
== 歴史に残る掬い投げ ==
[[1990年]](平成2年)[[名古屋場所]]の[[千秋楽]]結びの一番、当時[[大関]]の旭富士が苦手だった横綱[[千代の富士貢]]との対戦で、土俵際千代の富士が左で[[上手投げ]]を打つと旭富士も右から掬い投げで打ち返し、千代の富士の頭を押えつけて勝負を決めた取組は、旭富士の最高の大相撲と言われている。この勝利により旭富士は大関で二場所連続優勝を果たし、名古屋場所後に苦労の末横綱昇進となった。
*[[1990年]](平成2年)[[春場所]]の7日目、[[昭和の大横綱]]と呼ばれた[[千代の富士貢]]は前頭西3枚目・[[花ノ国明宏]]に対戦し、この技を決めて勝利。この取組の勝利で千代の富士は、当時大相撲史上前人未到の、「通算1,000勝」という大記録を達成した(その20年後の[[2010年]](平成22年)[[夏場所]][[千秋楽]]、[[大関]][[魁皇博之]]が大関[[琴欧洲勝紀]]に対して勝利、これで魁皇も千代の富士に次ぐ史上二人目の通算1000勝を達成。なお決まり手は[[寄り切り]]だった)。
[[*同1990年]](平成2年)[[名古屋場所]]の[[千秋楽]]結びの一番、当時[[大関]]の旭富士が苦手だった横綱[[千代の富士貢]]との対戦で、土俵際千代の富士が左で[[上手投げ]]を打つと旭富士も右から掬い投げで打ち返し、千代の富士の頭を押えつけて勝負を決めた取組は、旭富士の一番最高の大相撲と言われている。この勝利により旭富士は大関で二場所連続優勝を果たし、名古屋場所後に苦労の末横綱昇進となった。
 
== 関連項目 ==