「ハンマーロック」の版間の差分

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== 概要 ==
[[File:Nick Hammerlock2.jpg|thumb|スタンディングでのハンマーロック]]
ハンマーロックは[[キャッチアズキャッチキャン]]発祥の技術で、相手の腕を相手の背中側に引っ張り、捻り上げることによって相手の[[腕]]と[[肩関節]]へのダメージを狙う関節技である<ref name="Burns">Burns</ref>。両手を使い[[てこ]]を効かせるものはバーハンマーロック (bar hammerlock) とも呼ばれる<ref name="Burns"/>。腕で相手の腕と肩関節を極めるという意味では[[チキンウィングアームロック|ダブルリストロック]]と同じだが、ハンマーロックはダブルリストロックとは異なり、両手による「4の字」 ([[:en:Figure-four (grappling hold)]]) を用いない。片手でも極めることができるため、もう片方の手を使い[[ハーフネルソン]]や[[フェイスロック|クロスフェイス]]、[[フォール技#クレイドル・ホールド|クレイドル]]と複合させることもできる<ref>American Sport Education Program, P136 - 137.</ref>。また、[[脇固め|フジワラアームバー]]や[[リストロック]]にも容易に相互[[連絡技|連絡]]でき、リストロックと同時に極めるものはダブルバーハンマーロック (double bar hammerlock) とも呼ばれる<ref name="Burns"/>。掛けられた選手が強固に極められた状態を我慢すると肩関節が[[脱臼]]したり、腕の[[骨折|骨が折れる]]ことがあるため、練習の際には注意が必要な技である<ref name="Burns"/>。
 
=== 逮捕術 ===
[[File:US Immigration and Customs Enforcement arrest.jpg|thumb|被疑者を後ろ手に拘束する警察官(米国入国税関管理局捜査官)。]]
ハンマーロックは逮捕術における重要な拘束技術の一つでもある。[[警察官]]が[[逮捕]]に抵抗し暴れる[[被疑者]]に[[手錠]]を掛ける際は、一度ハンマーロックに極め、後ろ手にしてから掛けることが多い。