「下気道」の版間の差分

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=== 気管支 ===
'''気管支'''({{Lang|en|Bronchus}})とは、気管分岐部(Th4〜5; 第1分岐)において左右に分かれたのち、第5分岐において気管軟骨が途切れるまでの部分。肺動脈およびその枝と並走している。分岐するごとに、さらに下記のように細分化される。
# '''主気管支'''(第1分岐〜第2分岐)<br />右肺は3葉あるので、右気管支は気管から約25°の角度で枝分れし、内径は右側が15mm、左側が12mmである。左肺は心臓の分だけ上に寄っているので、左気管支は気管から約35〜45°の角度で枝分れする。すなわち、右の主気管支は左に比べて太く垂直に近いことから、誤嚥は右に多くなる。
# '''葉気管支'''(第2分岐〜第3分岐)<br />それぞれの大葉へ向けた分枝である。
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=== 細気管支 ===
'''細気管支 '''({{Lang|en|Bronchiole}})とは、第5分岐以降、第16分岐まで、気管支壁に肺胞が出現するまでの部分。おおむね、1つの細気管支が1つの小葉(2次肺小葉)を支配しており、さらに''小気管支''、''細気管支''、''終末細気管支''に細分化される。呼吸器学分野において気道と称されるのは、厳密にはこの部分までである。
 
=== 呼吸細気管支 ===
'''呼吸細気管支 '''({{Lang|en|Respiratory bronchiole}})とは、第17分岐から第19分岐まで、気管支壁に肺胞が出現している部分である。1つの呼吸細気管支が1つの細葉(1次肺小葉)を支配しており、呼吸細気管支は平均3回の分岐をして、肺胞管、肺胞嚢、肺胞に至る。
 
== 分子解剖 ==
[[File:Bronchi.JPG|thumb|250px|葉気管支の横断像。[[硝子軟骨]]はC字型ではなくなっているが、依然として両側で構造を維持している。]]
[[File:Tertiary bronchus.JPG|thumb|250px|終末細気管支の横断像。硝子軟骨は消失し、上皮も立方上皮となっている。]]
下気道は、内腔より順に、呼吸[[粘膜]]上皮、[[基底板]]、粘膜固有層、軟骨、そして[[脂肪]]組織による外膜によって構成される。
 
=== 呼吸粘膜上皮 ===
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[[カテゴリ:呼吸器|かきどう]]
 
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