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'''平均海水面''' (Mean sea level, ''MSL'') は平均的な海水面の高さであり、基準となる地点からの高さである。平均海水面からの高度が[[海抜]]である。平均海水面は「静穏な水位」すなわち風や波によって変化する海水面の平均的状態を意味し、[[潮汐]]などで変化する海水面の一定時間の平均として求められる。
 
海水面は実際の海面の変化や、観測点の高度の変化によって決まるが、現実には長期的な平均値を取っても、[[海流]]や[[気圧]]変化、温度、[[塩分濃度]]の変化などの影響を受ける。もしこれらの影響が無く、また陸地や海底地形の影響が無い場合には、平均海水面は地球の等[[ポテンシャル]]面である[[ジオイド]]面と一致する。平均海水面とジオイドの差は海面形状学によって調べることが出来るが、世界的には±2 mの範囲がある。平均海水面は地球表面全体で一定ではなく[[パナマ運河]]においては[[太平洋]]は[[大西洋]]よりも20cm高い。日本では[[東京湾]]の平均海水面を海抜0mとしている。
 
[[計器飛行方式]](IFR) での飛行では、正確に信頼できる平均海水面からの高度(海抜高度、''AMSL'')と着陸目的の空港の高度の計測が必要であるため、航空技術においては、平均海水面は[[世界測地系]]に基づいた[[地球楕円]]を基準に[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]](全地球測位システム)を利用して求めるようになってきている。
 
===日本で扱われる海水面(潮位)===