「山体崩壊」の版間の差分

火山活動によって火山が成長をするに従って、急峻で不安定な[[地形]]が生み出されることになる。また火山の成立から時間が経過する中で、[[風化]]作用や火山体内部での[[熱水]]作用などの結果、火山そのものがもろく崩れやすくなっていく。そのような中、強い地震動や噴火が引き金となって火山体の一部が大規模に崩壊する山体崩壊が発生する。
 
山体崩壊時には崩壊した火山体がふもとに向かって一気になだれ落ちる[[岩屑なだれ]](がんせつなだれ debris avalanche)という現象が発生し、その結果、火山そのものは大きく崩壊し、岩屑なだれが[[堆積]]した場所には、崩落した火山体の中でばらばらになりきらなかった部分が多数の小さな[[丘]]を作る。これを[[流れ山]]と呼ぶ。崩壊した山体があった場所にはU字状の大きな窪地が生じ、これを馬蹄形カルデラと呼ぶ。
 
山体崩壊は噴火と比べると発生回数が少なく、比較的稀な現象ではあるが、これまで多くの火山で発生しており、一つの火山で複数回発生することも稀ではない。またかつては火山の一生の末期に発生すると考えられていたが、紀元前500〜800年頃に発生したと見られる[[富士山]]の御殿場岩なだれなどのように、必ずしもそうとは限らない。
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