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[[Image:KomatiiteCanada 682By512.jpg|thumb|right|カナダ楯状地のコマチアイト、大きさ9cm]]
 
コマチアイト(Komatiite)は超苦鉄質[[マントル]]に由来すると考えられる火山岩の一種。マグネシウム分が18%以上と高く、シリカ他の成分が少ない特徴を持つため、カリウム他に富む[[キンバーライト]]とも異なる。[[始生代]]の岩石がほとんどで、[[変成作用]]を受けている。この[[マグマ]]の溶融点は1600℃で玄武岩より高く、当時の地球がより高温であったと推定される。アルミニウムの有無で2種類に分けられる。これはマントル内部での部分溶融の程度による。コマチアイト溶岩は流動性が著しく、割れ目に入り込み、厚い堆積層をつくらなかった。ただし、[[シル]]状に500mの厚さを持つ場合があり、ニッケル、コバルト、金に富むため、オーストラリア、カナダ、南アフリカ、ガイアナ楯状地で鉱床価値が高い。名前は南アフリカのコマチ川に由来する
 
[[Category:岩石|火山岩]]