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== 欧米人 ==
欧米([[西ヨーロッパ|西欧]]と[[アメリカ合衆国|米国]])の人という意味においては、「欧米人」という呼称が用いられる。これは、[[白人]]で[[キリスト教]]文化の影響を受けている人のことを指す場合が多い。
 
== 欧米コンプレックス ==
[[西欧]][[白人]][[文化]]を至上のものと見做す[[価値観]]及び[[美意識]]が欧米コンプレックスであり、西欧白人以外の者が抱く[[感情]]である。
 
[[開国]]以後の日本では、[[攘夷論]]の無理が悟られると、欧米諸国に近付くことが目指されるようになった。[[中国]]・[[朝鮮]]で、自力の[[近代化]]が挫折すると、日本の[[知識人]]たちは、特にこの傾向を強めた。中国・朝鮮に対する[[侵略]]が進展するにつれ、日本の[[大衆]]の間にも普及した。
 
[[第2次世界大戦]]後、日本が[[高度経済成長]]が達成した後も、この傾向は消えていない。むしろ、戦勝国[[アメリカ合衆国|アメリカ]]を通じて、強まる傾向さえある。日本人[[大学生]]に「あなたは自分を[[アジア人]]と思うか」と[[アンケート]]を取っても、「思わない」と回答する者が多く、極端な場合には、「欧米人に生まれたかった」と回答する者もいるという。
 
どこから見ても白人が美しい、と考える者には、欧米コンプレックスがあるという。しかし、「白人と同居したいか」との質問には窮する者が多く、[[偶像]]化された白人に憧れる傾向が窺えるとされる。
 
なお、この傾向は、日本だけの現象ではない。例えば、[[大韓民国|韓国]]生まれの「原理講論」([[世界基督教統一神霊協会]]教典)では、西欧白人文化以外の文化を軽視し、欧米でこそ[[文明]]が結実すると述べている、と[[浅見定雄]]は指摘する。
 
日本でも、韓国でも、[[台湾]]でも、[[先進国]]水準の生活を得た[[アジア]]諸国では、[[美容整形]]が[[流行]]している。多くは、一重まぶたを[[二重まぶた]]にし、あるいは低い[[鼻]]を高くし、白人の容貌に接近しようとするものである。[[モンゴロイド]]の容貌を嫌い、白人の容貌を獲得したがることも、欧米コンプレックスの一現象である。
 
== 脚注 ==