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惑星メルキアのローラシル大陸の南端のバラミル半島にある小国で、農耕文化が盛んである。首都はザイデン。
 
クメン王国は[[ギルガメス]]連合の主星・惑星メルキア上於いて、ありながら珍しく敵国バララントと親交を持ち派であり、その為れ故にメルキア連邦政府と対立関係にあった。農耕の神であるバン・ヌー神を信仰の対象としている
 
古くからの王族による統治が行われ、国民の多くは農耕の神であるバン・ヌー神を信仰の対象としている。
[[バララント]]の爆撃で汚染された惑星[[メルキア]]の中では有数の自然環境が残された地域で、広大な[[熱帯雨林]]が拡がり、非常に湿度も高い。生態系も豊富だが、未踏の地域も多く、伝染病を運ぶ細菌や虫も少なくない。
 
[[バララント]]の爆撃で汚染され多くの環境破壊が発生した惑星[[メルキア]]の中では有数のも、豊かな自然環境が残された地域である。広大な[[熱帯雨林]]が拡がり、非常に湿度も高い。生態系も豊富だが、未踏の地域も多く、伝染病を運ぶ細菌や虫生き物も少なくない。
それまで、王族による国家運営が成されていたが、クメン政府に離反した王族一の軍事戦略家である[[装甲騎兵ボトムズ#主な登場人物|ヒロラム・カンジェルマン]]によって、神聖クメン王国が設立され、メルキア政府との対立が深まっていた。
 
== クメン近代化 ==
クメン王国は農耕が主要産業であったが、寄る近代化の波に抗えず、国家発展と生活水準向上の為に、政府は様々な近代化政策を打ち出していた。しかし、早急とも呼べる近代化故に、その土地にしがみついている有力農耕者達からの反発を強く招いていた。そうした農民達はバン・ヌー神を御旗に掲げ、やがてクメン内の反政府勢力と結託する。
 
クメン王国の第三皇子である[[装甲騎兵ボトムズ#主な登場人物|ヒロラム・カンジェルマン]]は反政府勢力を束ね「神聖クメン王国」を樹立。その配下となり[[秘密結社 (装甲騎兵ボトムズ)|秘密結社]]の支援を受けたビーラーゲリラの神出鬼没な戦い方は、クメン正規軍を大いに手こずらせることとなった。
 
== アッセンブルEX-10 ==
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戦局不利となったビーラーゲリラは、根城であるカンジェルマン宮殿ムラハに立て籠もり、ここで最終決戦を迎えた。そして激しい抵抗の末に玉砕したが、これは反乱の首魁であるカンジェルマンの、真の目的でもあった。本来彼は王族でありながら、古いクメンの体制の改革を望む、近代化の推進派だった。しかし古き血統の王族である自身が改革を進めることに限界を感じ、一転して反乱勢力を率いる立場となった。そして最終的に敗北し彼の元に集まった者たち共々滅び去ることで、クメン内乱を終結させるのみならず、早期近代化を実現することこそが真の目的であった。
 
この戦いでビーラーゲリラは一掃されたが、戦後にメルキア軍籍を得るはずであったゴン・ヌー将軍が戦死するなど、傭兵部隊アッセンブルEX-10も壊滅した。これは途中から戦闘に介入したメルキア軍降下騎兵部隊が、敵味方問わず攻撃をかけ殲滅した結果であった。戦争終結によりクメン政府にとって無用となる、さらにメルキア軍との裏取引で機密情報を知る傭兵部隊を一掃し、戦後処理を容易にするための処置と言わで、部隊を派遣したバッテンタイン中将の命令により実行さ
 
反乱勢力の壊滅後、クメンは一応の早期近代化の時代を迎え、後に共和制に移行している。