「ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット」の版間の差分

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当初はスタート・フィニッシュラインや[[ピット (サーキット)|ピット]]がヘアピンコーナーの出口(コース図左端)にあったが、その後反対方向(コース図右端)へ移設された。安全性のためレイアウトも改修され、ヘアピン立ち上がりの高速S字コーナーがほぼ直線に近いゆるやかなカーブとなった。ストレートをヘアピンと5つのシケインでつないだ典型的なストップ・アンド・ゴー・タイプのサーキットで、高速からのブレーキングが難しく、ブレーキパッドの消耗も厳しい。エスケープゾーンが狭いため、コースオフがクラッシュにつながり[[セーフティカー]]の出動場面がよく見られる。特に最も長いストレートの後にある最終[[シケイン]]は、F1サーキットの中でも難関として数えられる。減速を誤ると縁石に乗ってマシンが跳ね、コーナー外側のコンクリートウォール(通称「'''恥辱の壁''':''Wall of Shame''」)にクラッシュしてしまう。[[1999年]]には[[デイモン・ヒル]]、[[ミハエル・シューマッハ]]、[[ジャック・ヴィルヌーヴ]]らのチャンピオン経験者が相次いでクラッシュする波乱の展開が見られた。ちなみに、この最終シケイン横にそびえるウォールの脇には、「ようこそケベック州へ」とフランス語で書かれた看板がある。
 
コントロールラインを通過し、1コーナーのエス・ド・セナへ。右に少し振った直後に急減速で左に切り返し、さらに右に大きく回り込むシケイン状のS字コーナーである。入り口が非常に狭く、スタート直後は混乱が起こりやすい。バックストレッチは道幅が狭く、ランオフも非常に狭いエリアでシケインが3つ連続する。オールドピットヘアピンを抜けると1km以上の全開区間。フルブレーキで最終シケインを通過すると1周である。
 
水と緑に囲まれた美しい環境や、開放的な観客の雰囲気から、当地でのレースを楽しみにするF1関係者は多い。以前はレースウィーク前日に、各チームのメカニックがガレージの不用品で「手漕ぎボート」を造り、オリンピックのボートコースで競争するイベントが毎年催されていた。