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'''裂け谷'''({{Lang|en|'''Rivendell'''}})は、[[J・R・R・トールキン]]の[[中つ国 (トールキン)|中つ国]]を舞台とした小説、『[[ホビットの冒険]]』、『[[指輪物語]]』に登場する土地である。
 
[[霧ふり山脈]]の西の麓にある谷間であり、[[サウロン]]から身を守るために作られた避難所でもある。[[半エルフ]]の[[エルロンド]]が[[最後の憩いの館]]を構えて住んでいる。
 
[[シンダール語]]の'''イムラドリス'''('''Imladris''')の訳語。
 
== 歴史 ==
サウロンに欺かれて[[力の指輪]]を造ってしまったことを知ったエルフたちは、かれと激しい戦いを繰りひろげたが、多大な犠牲を出す結果となった。生き残ったエルフの隠れ家としてエルロンドが築いたのが、イムラドリスの「最後の憩いの館」である。
 
裂け谷はその後も長い間、安全な避難所として機能し続けた。その恩恵にあずかったのはエルフだけではない。滅亡した北方王国[[アルノール]]の王家の血を引く[[ドゥーネダイン]]も代々世話になっており、やがて統一王国の玉座に就くことになる[[アラゴルン]]も幼い頃をここで過ごした。『[[ホビットの冒険]]』では、[[ビルボ・バギンズ]]たちが訪れている。[[一つの指輪]]の来歴が明かされ、その破壊のために9人の[[指輪の仲間]]が集ったのも裂け谷である。
 
指輪戦争終結後、主であるエルロンドは西方の[[アマン|不死の国]]に去っていったが、かれの息子の[[エルラダンとエルロヒア]]や、[[ロスローリエン]]から移ってきた[[ケレボルン]]たちがこの地にとどまり、裂け谷はすぐには無人とはならなかった。しかしそのかれらも、最後には[[灰色港]]から西へ旅立っていった。
 
== 地理 ==
イムラドリスは、霧ふり山脈のふもとにある険しい谷である。にびしろ川(ミスエイセル)と鳴神川(ブルイネン)という、エルフの力の込められた2本の流れにはさまれており、侵入者があるとこの川が増水して撃退するようになっている。[[フロド・バギンズ]]を追跡してきた[[指輪の幽鬼]]も、川に押し流されて撤退している。
 
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[[Category:中つ国の都市]]
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[[an:Rivendell]]