削除された内容 追加された内容
Pointblank (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
13行目:
;モデル
本作の主人公「谷真人」は、[[真珠湾攻撃]]で九[[軍神]]の一人となった海軍少佐・[[横山正治]](生前の中尉から二階級特進)がモデル。横山は鹿児島県鹿児島市下荒田出身で、実家は劇中で描かれているとおり、米穀商を営んでいた。八幡尋常小学校卒業後、旧制[[鹿児島県立甲南高等学校|鹿児島県立第二鹿児島中学校]](二中)へ入学。軍国主義華やかなりし世相を反映し、二中に陸海軍関係学校志望者を集めた「軍人組」が編成され、その組に入る。中学校在学中は、成績優秀で常に学年5番以内、クラスの副級長を5年間務めた。
劇中では、真人の親友かつ同級生である牟田口隆夫の、妹・エダとの恋愛模様が描かれているが、当の横山は女性嫌いで、そんな彼にエダのような家の娘と恋愛させることは彼の本意ではないと、親友の一人は回顧している。なお、もう一人の主人公である隆夫は、横山の親友3名のミックス像である。
;ロケーション
鹿児島市と江田島にて長期ロケがなされており、実際に、戦時中の松竹版及び戦後の東映版では、モデルとなった横山の出身校・二中の後身校である県立甲南高校にてロケが行われており、当時の在校生や在籍教諭がエキストラで出演している。劇中に登場する、ドームのある二中校舎は健在で、後身校の甲南高校がそのまま使用している。なお、劇中では史実のままに「鹿児島県立第二鹿児島中学校」の校名板が正門に掲げられた。他に鹿児島市内では天保山一帯、多賀山公園の東郷平八郎墓地などで撮影が行われたが、特に東映版の鹿児島ロケについては、当時の若手東映スターであった北大路欣也と、若手女優の三田佳子が訪れたということで、1963年8月4日付の地元紙・南日本新聞では特集記事が組まれた。