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寡頭制の一種
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[[ファイル:Venice – The Tetrarchs 03.jpg|thumb|right|250px|4人の王([[1204年]]にコンスタンティノポリスの宮殿から略奪された斑岩製彫刻、[[サン・マルコ広場]]([[ヴェネツィア]])の史跡)]]
'''テトラルキア'''({{llang|言語記事名=ギリシア語|el|'''Τετραρχία''', Tetrarkhia}}、{{llang|言語記事名=ラテン語|la|'''Tetrarchia'''}}、「4人の統治」の意)は、[[寡頭制]]の1種で、権力を4人で分けた政治体制一般を意味する。本来は、[[ギリシア]]の[[テッサリア]]における四分権制を意味していたと思われる。歴史上、実現することはきわめて希有である。最も有名なテトラルキアは、[[ローマ皇帝一覧#4分割統治~6皇帝同時在位|ローマ皇帝]][[ディオクレティアヌス]]が創始し、[[293年]]から[[313年]]まで続いたものである。このときのテトラルキアは、「[[3世紀の危機]]」の解決と[[ローマ帝国]]の安定回復を目的としていた。本項では、このテトラルキアについて述べる。
 
== テトラルキアの創始 ==