「炭素固定」の版間の差分

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また、植物でも[[C4型光合成|C<sub>4</sub>型光合成]]植物([[サトウキビ]]、[[トウモロコシ]]など)や[[CAM型光合成]]植物([[サボテン]]、[[ベンケイソウ]]、[[パイナップル]]など)は、反応上光エネルギーに依存しない形で一部炭素固定を行なっていることから、炭酸暗固定に分類されている。
 
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==炭素固定と地球環境問題==
現在、[[地球温暖化]]の一因と言われている二酸化炭素の増加は、自然に起きる反応の何十倍ものスピードで進行しているといわれている。これは、[[化石燃料]]の大量消費に伴い二酸化炭素が大量に排出される一方、[[森林]]の伐採により地球上の炭素固定能力が衰えてきたからとも言われている。
 
二酸化炭素分圧の増加により、植物などによる炭素固定能力の上昇(但し、一定濃度で飽和する)をもって楽観視する研究結果もあるが、その前に温暖化による気象の変化、それに伴う植生の変化([[砂漠化]]など)などによって大量の植物が枯死する悲観的事実の方が、現実問題として生じつつある。そうなると、炭素固定能力はこの100年間ほどで極めて減少し、地球温暖化に拍車がかかるとも言われている。
 
地球温暖化のこれからの動向などについては、[[地球シミュレータ]]などといった[[スーパーコンピューター]]を用いた予測が行なわれているが、温暖化の動向が今後どうなっていくのかはまだよくわからない部分が多い。炭素固定能力を向上させた植物などが[[バイオテクノロジー]]などを用いて作成されているが、こうした植物が長期的にどのような影響を及ぼすかについてはよくわからず、[[GM作物]]を環境中に持って行く危険性も示唆されている。
 
==関連項目==