「荷電粒子砲」の版間の差分

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D.Naka (会話 | 投稿記録)
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荷電粒子は[[磁場]]により容易に偏向するので、[[地磁気]]の影響を受けやすい。また、宇宙空間にあっては、[[太陽風]]など他の荷電粒子束の影響も受けるため、質量の大きい荷電粒子でなければ[[ビーム (物理学)|ビーム]]を真っ直ぐ飛ばすことが難しいと考えられている。よって、(2基の[[粒子加速器]]で[[原子核]]と[[電子]]を別々に加速し、同じ速度まで加速した原子核と電子を発射直前にミックスし、射出時に電気的に中性な原子にして発射する)中性粒子ビーム砲が本命とされており、[[ロナルド・レーガン|レーガン時代]]の[[戦略防衛構想|SDI]]でも盛んに研究された。
 
誤解されがちだが、ここに記載されている理論を用いれば、原理的にも技術的にも実現は可能である。しかし、現代の地球上では必要とされる超絶な量の電力が得られず(大気圏内で荷電粒子が直進するには、質量の大きな荷電粒子であろうと、最低でも1万10[[ガ]][[ワット]]の出力が必要である)、地球上での減退の問題(荷電粒子が空気中を通過すると、ある一定距離まではほとんど減衰しないが、ある距離を越えると急に速度が落ち、ついには停止してしまう。停止するまでの距離を「飛程」と呼ぶ)もあって、実用化には未だ至っていないのが現状である。
 
== 反物質粒子砲 ==