「新発田藩」の版間の差分

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==== 領民との連携 ====
同盟に加盟後、新潟で開かれる列藩の会議に新発田も代表の重臣と、守備の兵力を出すことになる。5月19日、新発田城で藩兵の出陣式が行なわれる。組頭堀主計を士大将とし、物頭里村縫殿、服部吉左衛門の率いる200名余、砲4門が出陣した。この前日に一部が先発し、このうち2小隊は庄屋の子弟で組織された農兵隊だった。堀隊は21日に新潟着。米沢藩総督[[色部久長|色部長門]]が来るまでは会議も開かれない。前線に1兵でも欲しい会津、米沢から強烈な出兵督促がくる。堀は新潟の警備のために来たのだからと断るが、のらりくらり言い抜けることはできず、出兵の約束をさせられてしまう。27日新潟を発ち、沼垂で1泊。翌日[[加茂市|加茂]]へ出発しようとしたところ、領民が道をふさぎ、橋を落とし、川にも柵がしてあった。領民が官軍とは戦わないでくれと懇願。堀隊はこのまま沼垂へ留まる。
*「是れを領民蜂起の第一となす。けだし藩士ひそかに、領民を使嗾(しそう、そそのかす)せしならん」『新発田藩戊辰始末』