「ゲシュタルト心理学」の版間の差分

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'''ゲシュタルト心理学'''(ゲシュタルトしんりがく、''Gestalt Psychologie'')とは、[[心理学]]の一学派。人間の精神は部分や要素の集合ではなく、全体性や構造こそ重要視されるべきとした。この全体性を持ったまとまりのある構造を[[ドイツ語]]でゲシュタルト(''Gestalt'' :[[形態]])と呼ぶ。
 
ゲシュタルト心理学は、[[ヴィルヘルム・ヴント|ヴント]]を中心とした要素主義・構成主義の心理学に対する反論として、20世紀初頭に[[ドイツ]]にて提起された経緯を持つ。しかし、[[精神分析学]]や[[行動主義心理学]]に比べると、元々の心理学に近いとも言える。
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なお、「よい連続の要因」と似た法則として「よい形の要因」(よい形とは規則的な形を表す)もある。
 
=== [[ゲシュタルト崩壊]] ===
[[ゲシュタルト崩壊]]とは、全体性を失って、個別のみを認識するようになる事。例えば、同じ漢字を長時間注視していると、その漢字がバラバラに見えたりする現象である。ただしこの際、[[静止網膜像]]のように、消失は起きないとされる。
 
== 歴史的経緯と主要人物 ==
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米国ではドイツや日本ほどではなかった。というのは主要な用語や概念が英語という外国語ではうまく表現できず、曖昧なものと考えられたことなどが挙げられる<ref>『流れを読む 心理学史』、57頁</ref>。結局ゲシュタルトやプレグナンツという用語も英語ではなくドイツ語のまま使用された<ref>『流れを読む 心理学史』、57頁</ref>。だが、自身をゲシュタルト心理学者と呼ぶ者は少ないものの、トールマンがその後に[[認知心理学]]に与えた影響なども考慮すると、むしろゲシュタルト心理学がアメリカの主流な心理学の流れを変えたのだ言ってもよさそうである<ref>『流れを読む 心理学史』、57頁</ref>。
 
 
* [[フォン・エーレンフェルス]](Christian von Ehrenfels [[1859年]] - [[1932年]])
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== ゲシュタルト心理学の展開 ==
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さらに、人間の意識が「[[林檎]]([[りんご]])」であるように見えると説明するときパターン認識している。といえる。
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ゲシュタルトの基本的な概念として、対象を全体として捉えるという事が言える。
 
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== コンピュータ科学への応用 ==
近接や類同の原理が、ラジオボタンの配置等、コンピュータの[[ユーザインタフェース設計]]へ応用される。またコンピュータによる画像解析([[コンピュータビジョン]])にも応用されている。
 
 
== 出典 ==