「フォースプレイ」の版間の差分

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G-7 (会話 | 投稿記録)
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どうせ挙げるなら、野球を初めて見る方でもわかるような、目にする機会が多いプレイで具体例を。
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フォースの状態にある走者が次の塁に達する前に、ボールを持った野手が
#その走者の身体に、保持したボール(もしくはボールを持った手または[[グラブ (野球)|グラブ]])を触れされる(走者にタッグ[[触球]]する)
#その走者が進まなければならない次の塁に、保持したボール(もしくはボールを持った手または[[グラブ (野球)|グラブ]])、あるいはボールを保持した状態で身体の一部を触れさせる(塁にタッグ触球する)
と、その走者は[[アウト (野球)|アウト]]になる。フォースの状態で上記のアウトになることを'''フォースアウト'''(封殺)という。したがって、上記例において、前者(本人走者の身体へのタッグ触球)は形態上はタッグアウトだが記録としてはフォースアウト(封殺)となる。
 
フォースの状態にある走者が複数いる場合は、前を走っている走者から順にフォースアウトにすると、連続してフォースアウトにすることができる。このように、1つのプレイで2つまたは3つのアウトを取ることを、[[併殺]]あるいは[[三重殺]]という。
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;具体例1
二死三塁で、打者が三塁[[ゴロ]]を打った。三塁手はこのゴロを捕り一塁に送球、一塁手がこれを受けて、打者走者が一塁に到達する前に一塁を踏んだので、打者走者はアウトになった。第3アウトの成立より先に三塁走者は本塁に到達しているが、打者走者が一塁に触れる前にアウトになって第3アウトが成立したので、この得点は記録されない。
一死・満塁で外野フェンス直撃のクリーンヒットを打者は放つ。3人の走者は余裕をもって進塁・ホームインし、3点を得る。打者も三塁を得た後に、ランニング本塁打を狙い更に進塁を試みる。しかし、本塁クロスプレイで捕手に触球され、打者はアウトになる。従って、3点を得て二死・走者無しから試合が再開される。
 
;具体例2
ここで、次打者に1球を投じる前に二塁に送球し、「一塁走者は二塁を空過して三塁に進んだ」とアピールをした。このアピールを審判員は認め、一塁走者のアウトを宣告した。
二死満塁で、打者が三塁[[ゴロ]]を打った。三塁手はこのゴロを捕りそのまま三塁を踏んだ。このとき三塁走者はすでに本塁に到達していたが、二塁走者は三塁手が三塁を踏むより先に三塁に到達できず、フォースアウトとなった。第3アウトの成立より先に三塁走者は本塁に到達しているが、第3アウトがフォースアウトであるため、この得点は記録されない。この例では、三塁手が三塁を踏むのでなく、二塁または一塁に送球して一塁走者または打者走者をアウトにしても、同様に得点は記録されない。
 
;具体例3
フェアボールを打者が打ったので、これに連動して二塁に進む義務を一塁走者は負う。この義務を怠り、二塁を占有するよりも前にアピールアウトになったので、このアウトは封殺である。従って、第3アウトが封殺なので、3得点は取り消され、無得点のまま攻守交代になる。
二死三塁で、打者が外野に大きな[[飛球]]を打ったが、外野手がこれを捕球した。飛球が捕られるより先に三塁手が本塁に到達し打者走者も一塁を回っているが、飛球が捕らえられた場合、打者はアウトとなり一塁到達も認められない。したがって打者走者が一塁に触れる前にアウトになって第3アウトが成立したことになるので、この場合も得点は記録されない。
 
;具体例2
二死満塁で、打者が三塁[[ゴロ]]を打った。三塁手はこのゴロを捕りそのまま三塁を踏んだ。このとき三塁走者はすでに本塁に到達していたが、二塁走者は三塁手が三塁を踏むより先に三塁に到達できず、フォースアウトとなった。第3アウトの成立より先に三塁走者は本塁に到達しているが、第3アウトがフォースアウトであるため、この得点は記録されない。この例では、三塁手が三塁を踏むのでなく、二塁または一塁に送球して一塁走者または打者走者をアウトにしても、同様に得点は記録されない。
 
== フォースの状態の解除 ==