「クラミジア科」の版間の差分

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人間の場合、''Chlamydia trachomatis'' ([[クラミジア・トラコマチス]]) は[[トラコーマ]]、[[性器クラミジア感染症]]、''Chlamydophila(Chlamydia) psittaci'' は[[オウム病]]、''Chlamydophila(Chlamydia) pneumoniae'' は[[クラミジア肺炎]]、[[気管支炎]]の原因となる。
細胞壁に[[ペプチドグリカン]]がないため、[[ペニシリン]]系・[[セフェム系]]のβラクタム[[抗生物質]]は無効であり、[[マクロライド]]系・[[テトラサイクリン]]系・[[ニューキノロン]]系といった抗菌剤が治療には用いられる。
我が国では、若年女性の性行動の活発化により、クラミジア感染が蔓延しつつあり、[[不妊症]]の原因となる[[骨盤腔]]内の感染が問題となりつつある。また不特定多数との性交渉により[[キャッチボール]]と呼ばれる感染パターンのため男性も危険に曝されている。クラミジア感染は、同時に[[HPV]]→子宮頸癌、[[B型肝炎]]→[[肝硬変]]・[[肝癌]]、[[後天性免疫不全症候群|エイズ]]の同時感染という問題もはらんでいる。
 
[[淋菌]]やクラミジアなどによって引き起こされる肝周囲炎は[[Fitz-Hugh-Curtis症候群]]と呼ばれる。