「教皇勅書」の版間の差分

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{{For|個々の勅書|教皇勅書の一覧}}
 
[[File:papal.bull.JPG|thumb|right|300px|1637年に出された[[ウルバヌス8世 (ローマ教皇)]]の[[封]]製印章付き勅書
]]
 
'''教皇勅書'''とは、[[ローマ教皇]]によって出された一種の[[勅令]]をいう。
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==印章==
[[画像:Bulle pape Urbain V.jpg|300px|left|thumb|[[ウルバヌス5世 (ローマ教皇)]]の勅書に用いられた鉛製印章 (1362-1370)、直径40ミリ]]
 
教皇勅書の最大の特徴は、通常は鉛で作られた金属製の印章が添えられていたことである。最も重要な勅書には金が使用されることも多かった(特にビザンチン帝国式)。印章には[[カトリック教会]]の創始者として使徒[[ペテロ]]と[[パウロ]]を意味する'''SPASPE''' ('''S'''anctus '''PA'''ulus, '''S'''anctus '''PE'''trus)"という文字と、反対側に勅書を発行した教皇の名前が彫られ、司法および行政関係の文書の場合には麻ひもで、また恩赦の場合には赤色と黄色の絹ひもで文書の皮紙に開けられた穴を通して添付された。