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'''単'''とも書く。
# [[裏地]]のない[[和服]]のこと。6月から9月までの間にしか着られないという慣例だが、[[ウール]]や[[綿]]、[[紬]]の着物はこの限りではない。<br/>対語:[[袷]](あわせ)なお、[[]]製の単を特に帷子(かたびら)と称する。[[平安時代]]においては男子の汗取りの帷子、[[室町時代]][[江戸時代]]には男女の小袖形式の麻のひとえの帷子がある。
# [[平安装束]]で着用する裏地のない着物。[[小袖]]、[[袴]]を着用した上に羽織る。本来は[[肌着]]であったが、[[院政]]末期に肌小袖が発明され中着となった。男女で形状に少し差異があり、女性用は男性より丈が長い。女性の衣装の中ではもっとも大きく作られている。[[神職]]装束では省かれることが多い。
以下は主に2について説明する
 
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身二幅、広袖一幅、垂領、縫腋、裾長、単の衣服。
 
男子と違って、脇は縫われており、丈は床に引きずるほど。汗や化粧から他の衣服を守るため、他の衣装よりも袖丈がかなり長いなど大ぶりに作られている。平絹、もしくは[[綾]]で作られており、色や模様は自由であった。[[襲の色目]](かさねのいろめ)についての記録を見ると、紅、白、青(現代で言う濃い緑)が多かったようである。
 
盛夏の装束として単重(ひとえがさね)といって、単衣を二枚ほど重ねた上に[[表着]]を重ね、上に[[唐衣]]や[[小袿]]を重ねる装束がある。
 
現代[[皇族]]女子においては、未婚者は濃色で模様は幸菱。既婚者は紅幸菱を用いるのが通例。女官のうち奏任官は紅幸菱だが、勅任官は黄幸菱。
 
== 参考資料 ==
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[[Category:宮廷・公家装束|ひとえ]]
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