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満族の[[旗人]]の家に生まれるが、家は貧しかった。宮廷には乾隆帝に[[輿]]の担ぎ手として仕えたのを見出され（容貌が乾隆帝が皇子時代、自分の為に死なせてしまった父の妃によく似ていたからであると言われる）、寵臣として出世をし、[[軍機大臣]]まで登りつめる。乾隆帝は晩年の[[1795年]]には、在位60年を節目に嘉慶帝に皇位を譲ったが、政権は太上皇帝として保持する一方で和珅にこれを委ねた。そのため嘉慶帝といえども政治の決定は和珅を通じて乾隆上皇に可否を仰がねばならなかった。和珅はこの地位を利用し専横の限りを尽くし、収賄によって巨万の富を得た。監察御史による弾劾が行われたが和珅はそのたびにこれを解任して保身に努めた。
[[1799年]]に乾隆上皇が崩御すると、嘉慶帝は親政を開始。その際に和珅を罪二十か条を出し[[弾劾]]した。和珅の息子に、乾隆帝の娘つまり嘉慶帝の妹が降嫁していた為、族滅は免れた。和珅は絶望し自殺。その財産は没収された。財産は黄金150万両を含む、国家予算15年分に
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