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==== F1 ====
[[File:Ide 2006 Australian GP.jpg|right|thumb|220px|2006年オーストラリアGP]]
[[2006年]]に[[鈴木亜久里]]率いる新チーム[[スーパーアグリF1チーム|スーパーアグリ]]より[[フォーミュラ1|F1]]に参戦。ナンバーワン・ドライバーは[[佐藤琢磨]]で、史上初の日本人ドライバー2人の参戦であった
 
開幕戦[[バーレーングランプリ|バーレーンGP]]でF1デビューを果たすが、新規参入チームで満足なテストも実施していないことから、フリー走行時よりトラブルが発生してクルマを止めるシーンが見られ、結果的には35周でリタイアとなる。第2戦[[マレーシアグランプリ|マレーシアGP]]もメカニカルトラブルでリタイアした。第3戦[[オーストラリアグランプリ|オーストラリアGP]]では初の完走(13位)を記録したが、第4戦[[サンマリノグランプリ|サンマリノGP]]で、1周目に[[MF1レーシング|MF1]]の[[クリスチャン・アルバース]]と接触、アルバースのマシンを横転させてしまう。その接触によるダメージもあり、再びリタイア。
 
[[ヨーロッパグランプリ|ヨーロッパGP]]前に[[国際自動車連盟|FIA]]側から、テストドライバーとしてF1の経験を積ませるべきであるという助言があり、これをチームが受け入れたため、[[フランク・モンタニー]]にシートを譲った。その後[[5月10日]]に、FIAから井出の[[スーパーライセンス]]を取り消す旨の通告があったことがチームから発表された。これにより、井出が再びライセンスを手にするためには、F1に参戦している全チームの同意が必要となることから、シリーズへの出場が事実上不可能となった。ちなみにF1のシーズン途中にスーパーライセンスの剥奪処分を受けたのは、2010年現在本件の井出のケースが唯一の例であり、その点からも本処分が極めて異例であることが窺える
 
ちなみにF1のシーズン途中にスーパーライセンスの剥奪処分を受けたのは、2010年現在本件の井出のケースが唯一の例であり、その点からも本処分が極めて異例であることが窺える。なおこの処分に対しては、事前のテスト走行不足などからマシンへの習熟もままならずにレースに参戦せざるを得なかったことに加え、マシン自体の性能も同チームのナンバーワン・ドライバーである[[佐藤琢磨]]のマシンと比べても更に低かったことから、井出の能力問題での結果ではないとして同情する意見もある。
 
さらに、後に明らかになったところでは、井出がドライブしていたシャシーとモンタニーのそれとは別の物(シャシーナンバーが異なる)で、井出が使用していたものは[[メルボルン]]の空港で観光用に展示されていた雨晒しの[[アロウズ]]のマシンがベースとなっていたこと、また自分専用のドライバーズシートの製作がグランプリに間に合わず、4年前にアロウズマシンでドライブしていた[[ハインツ=ハラルド・フレンツェン]]のシートに詰め物をして乗っていたこと、当時の設計のままで空力付加物を追加していたことにより、バックミラーが視界不良であったことなどが判明している。
 
==== 国内レース復帰後 ====