「国際手話」の版間の差分

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== 言語 ==
国際手話には決まった文法は存在せず、国際手話は言語というよりはむしろ語彙であると見るべきとするものもいる。話者は国際手話を話者の母語の文法に沿って使うこともある。文法的な決まりごとがたとえあったにせよ、それは非常に柔軟なものとなっている。ベーニス・ウォルの研究によれば、国際手話の話者は、比較的外国人に理解しやすいと思われる手話を選びながらではあるが、相当多くの語彙をその人自身の母語から使っている。
 
国際手話で意思疎通する人は、[[パントマイム]]と[[ジェスチャー]]を多用する傾向にあるとされる。[[分類辞]]の拡張的用法といった、ほとんどの手話に共通の機能も多用される。ものごとの説明に分類辞を用いることにより、言語的な壁を乗り越えられる。また、手話者の国際的なコミュニケーションは、たとえ[[共通語]]を使わないでも、非手話者同士のそれよりも一般にうまく行えることが示されている。これはおそらく、ろう者がコミュニケーションの障害を乗り越えようとしてきた経験からくるもので、分類辞の利用がその主な要因になるとされている。