「ザイデル収差」の版間の差分

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ザイデル収差には以下の5種類がある。
* '''球面収差''' - [[光軸]]上の1点からでた光が[[像面]]において1点に集束しない収差。入射点の光軸からの距離によって集光点の光軸方向の位置が変わるために起こる。この収差があると画面全体が不鮮明になるが、[[写真レンズ]]のなかには意図的にこの収差を残した[[ソフトレンズ]]のようなものもある。
* '''コマ収差''' - 光軸外の1点から出た光が像面において1点に集束しない収差。入射点の光軸からの距離によって像の倍率が変わるために起こる。コマとは[[彗星]]のことで、彗星が短い尾を引くように収差が出るのでこのように呼ばれる。
* '''非点収差''' - 光軸外の1点から出た光線による子午像点と球欠像点のずれる収差。
* '''像面湾曲''' - 平面の物体の像面が湾曲してしまう収差。
* '''歪曲収差''' - 方形の物体が方形の像を結ばず、ない。'''樽型'''(中心部が膨らむようなゆがみ。魚眼レンズではこれをあまり補正せずに残す。)、'''糸巻など'''(逆中心部が収縮するよう歪み)、'''陣笠型'''(樽型と糸巻き型の複合。)の三つの形態があ収差
 
通常はこれらのすべての収差が複合して発生する。これらはレンズ面に対する[[光線]]の入射角 <math>\alpha</math>に関して、[[スネルの法則]]を用いて光線の軌道を求める際に、