「たて座デルタ型変光星」の版間の差分

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'''たて座デルタ型変光星'''(-ざ-がたへんこうせい)、[[脈動変光星]]の一種で、恒星表面における動径脈動及び非動径脈動の両方の原因によって[[光度 (天文学)|光度]]が変化する[[変光星]]である。通常、数時間のうちに0.003から0.9等級の範囲で明るさが変動するが、変動の周期や幅は恒星によって大きく異なる。[[スペクトル型]]はA0からF5の[[巨星]]または[[主系列星]]である。
 
通常、数時間のうちに0.003から0.9等級の範囲で明るさが変動するが、変動の周期や幅は恒星によって大きく異なる。[[スペクトル型]]はA0からF5の[[巨星]]・[[準巨星]]または[[主系列星]]である。[[ヘルツシュプルング・ラッセル図]]では[[こと座RR型変光星]]と主系列の間に位置するが、こと座RR型変光星が[[恒星の種族|種族II]]の年老いた星なのに対し、たて座デルタ型変光星は種族Iの若い星である。
 
この種類の変光星のプロトタイプは、[[たて座デルタ星]]であり、4.65時間の周期で+4.60から+4.79まで明るさが変化する。この種類の変光星として他に有名なものには、[[ベガ]]、[[アルタイル]]、[[デネボラ]]、[[カフ (恒星)|カフ]]、[[トゥレイス]]等がある。