「乙女ゲーム」の版間の差分
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'''乙女ゲーム'''(おとめげーむ)とは、[[女性向けゲーム|女性向け]][[恋愛ゲーム (ゲームジャンル)|恋愛ゲーム]]のうち、主人公(プレーヤー)が女性
男性向けの[[美少女ゲーム]]([[ギャルゲー]])と対照的な概念でありながら、「美男子ゲーム」と呼ばれることが定着しなかったのは、「美男子」という単語では、乙女ゲームなのか[[ボーイズラブ]]ゲームなのか
レーティングは一般指定である場合が多いが、PCソフトには18禁の[[アダルトゲーム]]作品もある。
== 概要 ==
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アンジェリーク後、『[[アルバレアの乙女]]』などの追従するソフトも発売されたものの、大きくヒットすることはなく、コーエーのネオロマンス作品が目立つばかりだった。その後、[[ボーイズラブ]]を扱ったゲームからの流れが派生した。
このジャンル自体が明確に確立したのは、2002年に発売された『ときめきメモリアル Girl's Side』を基点としている。このヒットを受けて女性向けゲームは市民権を得
乙女ゲームをプレイする男性も存在しないわけではないが、その割合は美少女ゲームをプレイする女性の割合と比べてもさらに低いものとみられる。
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==傾向と問題点==
ゲーム性やビジュアル、[[シナリオ]]などよりも[[声優]]に力を入れることが多いが、声優にだけ力を入れ、他の要素がおろそかになりがちな傾向をユーザーが納得しているわけではない。しかし、ゲーム性・ビジュアル・シナリオに対する需要とは裏腹に、供給が追いついていないのが乙女ゲーム業界の現状である(男性と比べると女性のゲームユーザーが少ない事、ゲーム開発現場の女性スタッフの立場・人数の関係など)。声優に関しても、起用されるのが女性人気の高い一部の男性声優ばかりで、どの乙女ゲームをやっても担当声優が同じとの指摘
また、年々
[[ギャルゲー]]の男性主人公では、前髪で目が意図的に隠されているようなデザイン(通称「目無し」と呼ばれる)で声もない没個性的なキャラクターが多いが、乙女ゲームの女性主人公ではこれとは対照的に、名前はもちろん、外見・性格設定がはっきりと決められていることが多く、声が付いているものも少なくない。これは主人公を自分に置き換えて擬似恋愛を楽しむユーザーだけでなく、主人公と男性キャラクターの「[[カップリング (同人)|カップリング]]」を楽しむユーザーも多いためと推測される。
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==歴史==
*1994年、[[コーエー]]から『[[アンジェリーク]]』
*1995年、結婚をテーマにした初の[[男女兼用恋愛ゲーム]]『結婚 〜Marriage〜』([[セガサターン]]用ソフト)
*1998年、[[富士通]]からPC用ソフト『[[ファンタスティックフォーチュン]]』が発売され、同人方面で人気が出る。プレイステーションへの移植署名活動が起き、3年後に実現された。また、この年から2000年にかけて、男女兼用恋愛ゲームが頻繁に発売されるなど、恋愛ゲーム業界において女性ユーザーもターゲットと見なされるようになる。
*2000年、[[AMEDEO]]から『FIRST/LIVE』
*2002年、[[コナミ]]が『[[ときめきメモリアル Girl's Side]]』を発売。今まで乙女ゲームをプレイしたことがなかった、存在自体を知らなかったユーザー層も獲得し、女主人公恋愛ゲームの認知度が大幅に上がる。また、この頃から乙女ゲームという単語が雑誌やWeb上で使われることが珍しくなくなり、浸透し始める。
*2003年、[[美蕾]]から業界初の[[アダルトゲーム|18禁]]乙女ゲーム、『[[星の王女]]』が発売された。
*2004年、[[D3パブリッシャー]]が2ヶ月ごとに乙女ゲームをリリース、[[カプコン]]が他の乙女ゲームではあまり見られなかった要素を盛り込んだ『[[フルハウスキス]]』が高評価を得る、年末に発売された『[[幕末恋華 新選組]]』、『[[遙かなる時空の中で3]]』のヒットなど、乙女ゲーム業界が本格的に賑わうようになる。
*2005年、コナミより『[[テニスの王子様|テニスの王子様 学園祭の王子様]]』が発売。少年漫画を題材とした業界初の乙女ゲームとして
*2006年、この年に発売された恋愛ゲーム売上TOP20([[ファミ通]]調べ)のうち8本が女性向けゲーム、そのうち7本が乙女ゲームという結果が出る。しかし、[[コーエー]]の[[ネオロマンスシリーズ]]や、[[コナミデジタルエンタテインメント|コナミ]]の[[ときめきメモリアルシリーズ|Girl's Sideシリーズ]]といった作品以外はなかなか実売本数を伸ばせな
*2008年、PS2で人気を得たタイトルの[[ニンテンドーDS]]・[[プレイステーション・ポータブル]]への移植、ギャルゲーから派生した乙女ゲームの発売が相次ぐ。[[アイディアファクトリー]]が[[オトメイト]]ブランドで[[薄桜鬼]]・[[緋色の欠片]]といった作品を発売し人気を得ている。
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