「サスペリアPART2」の版間の差分

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== 概要 ==
前作で『ビッグ・ファイブ・デイ』というコメディ映画という異色のジャンルに挑戦した監督が、再び[[ジャッロ映画]]に戻り創り上げたのが本作である。本作はアルジェント独自のカメラワーク、演出、そしてい殺人シーンがサスペンスとしての雰囲気を表すとともに[[ホラー映画]]のような恐怖を伝えるのが特徴的。また本作の最大の特徴でもある“'''重要なものを見ているのにもかかわらず見過ごしている'''”という監督の初監督作品「歓びの毒牙」のオマージュとされる映像トリックはラストで真実を知った際、犯人とは別の驚きを与える。音楽はアルジェント作品の常連であるゴブリンが初めて手掛ける。アルジェント最高傑作と評される作品。
 
== あらすじ ==
あるクリスマスの夜、レコードから子供の歌が流れる中殺人が行われた。子供の叫び声、地面に落ちた血の付いた包丁、その包丁に近づく子供の足。
 
それから数十年時が流れた。ある欧州超心霊学会でテレパシーの持ち主であるヘルガ・ウルマンの講演が行われていた。彼女は観客聴衆の一人がポケットに鍵があを持っていることや名前を言い当てるなどして観客聴衆を驚かせた。しかし突然彼女は突然苦しみだし悲鳴を上げた。観客聴衆の中にかつて人を殺した邪悪な者を感じたのだと。そしてそのものは再び人を殺すと言うのである。彼女か叫ぶ中、観客聴衆の中の一人がその場を立ち去る。
 
その晩ヘルガはアパートに戻り電話をしていたが、どこからともなく子供の歌が聞こえてきた。そしてドアから呼び鈴が鳴る。彼女はドアの前で異様な殺気を感じるが、その瞬間ドアが開き、大きな包丁が彼女に振り下ろされた。
 
その頃アメリカ人作曲家のマークは泥酔した友人のカルロと出会い雑談していた。その時こに女性の悲鳴が聞こえた。マークはカルロと別れアパートに戻ろうとしたが、アパートの窓から越しにヘルガが殺されるのを目撃してしまう。急いでマークは彼女の部屋へと向かう。部屋に入り異様な絵が多く飾られた廊下を通った奥に息絶えたヘルガが倒れていた。窓から外を見ると黒いコートを着た者が逃げていくのを見る。またそこには店から出たカルロの姿もあった。
 
警察が部屋を調べている中、マークは妙な違和感を覚える。廊下に並べられた絵が一つ無くなったのではないか?と。そこに女性新聞記者ジャンナが現れる。彼女は警察との会話の中、マークの写真をり、翌日の新聞に掲載した。犯人に自分が姿を見たことを知られたと思ったマークは事件の真相を探り始める。
 
== スタッフ ==
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== 日本での「サスペリアPART2」と「サスペリア」 ==
監督の代表作であるサスペリアPART2とサスペリア。日本では本作がサスペリアの前に作られたにも関わらず2作目という題がつけられた。また内容まったく関連性が無い。理由としては本作がサスペリアより後に輸入されたことと、配給会社がサスペリアのヒットを受け、サスペリアの続編として公開したほうが売れると考えたためである。これについては監督本人も驚いたとの事。
 
本作公開時のキャッチフレーズは「'''約束です!決してひとりでは見ないでください'''」であった。