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'''対義語'''(たいぎご 英:antonym)とは、[[意味]]が対照的な[[言葉]]。または、[[意味]]が反対になっている[[言葉]]。アントニム。'''反義語'''、'''反意語'''、'''反対語'''、'''対語'''などともいう。ちなみに、「対義語」の対義語は「[[類義語]]」、「[[同義語]]」などである。
==概要==
対義語・アントニムはあらゆる言語に普遍的にみられる意味構造であり、とくに意味構造においてペア(対)と認識されるものをさす。初等教育では初学者の語彙(ごい)力を強化する目的で対義語や類義語の学習をしばしばおこなう。対義語対の分類については一般的・慣用的に用いられているものを蒐集したものが冊子(教本)化されている。
 
感性語の取り扱いにおいて対義語ペアを軸とした情報処理は画像検索システムなどに応用されている。「[[進化]]」と「[[退化]]」のように、進・退と漢字一文字の意味が対になっている語が使用されるばあい、先験的に対義語ととらえてしまう<ref>[[退化]]は進化における一様態(側面)であり、別のもの(反対のもの)ととらえるのは進化論の見地から適切ではない。詳しくは[[退化]]を参照。</ref>ことが、非科学的な認識や偏見のもとになることがしばしばある<ref>例えば「値上げ」「値下げ」など。商品Aの単価が「値下げ」になったとしても、その商品の容量が減り(実質的には)値上げになっていることもある。「増税」「減税」、「改善」「改悪」など字句上では対義語として蒐集・教本化されているものが実際に文脈の中で使用される場合、その意味が正確に適用されているかどうか「対義語」の意味コレクションはなんら保障しない。</ref>。対義語や類義語のもつ意味構造はしばしばレトリックとして利用される([[詭弁#充填された語(loaded language)|充填された語]])。