「父子鷹」の版間の差分

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21行目:
 
;勝小吉
:この小説の事実上の主人公。麟太郎の父。四十俵の小給者。愛刀は「池田鬼神丸国重」。
;男谷平蔵
:子吉の実父。御実家様(おさとさま)。株を買って御家人となった。お番入したがらない小吉には同情的。
;勝甚三郎
:小吉の養父。勝家は由緒ある直参ではあるが、四十俵の微禄の御家人だった。
:小吉の養父。
;養祖母(おばば)様
:実名不詳。甚三郎の母。小吉の膳だけ醤油に水を混ぜるなど、小吉を嫌っていたとされる
;お信
:小吉の妻。麟太郎の母。小吉の二歳年下。小吉と祝言をあげる以前から勝家に同居していたので、おそらく勝家の跡取り娘、小吉は婿養子と思われる
;男谷検校(けんぎょう)
:平蔵の父。越後小千谷(おじや)の出身で、江戸に出て一代で有数の大金持ちとなった。平蔵は検校の末子。
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:平蔵の実の妹で、検校が財力にものをいわせて大奥に入れた。のちに阿茶の局と彦四郎の骨折りによって、麟太郎が[[徳川家慶]]の子・春之丞君([[徳川慶昌]])家来となる。その後も小吉や麟太郎のために何かと助力する。
;男谷彦四郎
:平蔵の長男。小吉の二十四歳上。儒者で頑固。地方の[[代官#江戸幕府の場合|代官]]などの職をする。麟太郎および妹の順の名付け親。麟太郎を養子にしようとするが失敗。
;勝麟太郎
:小吉の子。勝海舟。
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:男谷平蔵の用人。平蔵が死ぬと、小吉に観音堂を買ってもらい、堂守として生計を立てる。
;男谷精一郎([[男谷信友]])
:彦四郎の子(婿養子)。剣客として知られる。新太郎、誠一郎とも。麟太郎を預かって育てる
;金子上(かねこかみ)次助
:小吉が御家人に取り立てられて、同役となるはずだったが、同僚の大館とともに酒の席で小吉を怒らせ、脇差で刺そうとしたところを逆に投げ殺される。
;岡野孫一郎
:小吉が彦四郎にもらった家を出て移り住んだ借家の大家。千五百石の旗本だが酒乱で女道楽のため貧乏。色にうつつを抜かし、小吉に迷惑をかける。のち、家督を息子にゆずって隠居となる。隠居後は江雪と号す
;団野真帆齋
:精一郎、小吉の剣術の師。
59行目:
:小吉の敵役。ごろつきの親玉。
;弁治
:小吉を慕っているの幼なじみで巾着切。のちに堅気になり仕立て屋。
;水心子(すいしんし)秀世
:麟太郎の睾丸を噛み切った野良犬を小吉が斬り殺した。その刀を作った[[刀鍛冶]]として登場する。小吉の肝煎で妙見堂の刀剣講に刀を出品する。