「タクソン」の版間の差分

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タクソンが認められたとして、それをどの階級に位置づけるかは本質的には任意である。生物の階級には[[門 (分類学)|門]]・[[綱 (分類学)|綱]]・[[目 (分類学)|目]]・[[科 (分類学)|科]]・[[属 (分類学)|属]]などがあるが、あるタクソンをどこに置くかに明確な基準はなく、ほとんどの場合に経験的・伝統的に決められる。また、必要に応じて中間の階級を設定することもある。あるタクソンをまとめる際にはその上位の階級名の頭に上や超をつけ、細分する場合には亜をつけるのがよく見られる。
 
実際的にはまず種が認められなければ分類学ではすべては始まらないことになっている。また、種を記載するためには属名と種小名を決めなければならないので、属も決めなければならない。この2つについてもその実在性に疑問の声はあるが、分類学の手続き上はこの2つのタクソンはその存在が認められていると言っていいだろう。なお、[[動物]]・[[植物]]及び[[菌類]]・[[原核生物]]でそれぞれ学名を決める際の規範は異なっている。([[国際植物命名規約]]・[[国際動物命名規約]]・[[国際細菌命名規約]]を参照。)
 
== 関連項目 ==
* [[クレード]]
== 参考文献 ==
『動物分類学の論理』馬渡俊輔著・東京大学出版会発行 ISBN 4130601571