「ビブラート・ユニット」の版間の差分

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Dr jimmy (会話 | 投稿記録)
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弦をナット部とブリッジ部で挟んで固定(ロック)し、この部分での弦の摩擦(チューニングの狂いの原因)をほぼ根絶している。シンクロナイズド・トレモロはユニット揺動の支点が6本の木ねじになっており(近年は改良版も登場している)、支点の位置が正確に定まらず、支点部分での摩擦抵抗も大きい。フロイド・ローズの支点は左右2本のみで、しかも鋭角に成型されており、支点の位置のズレや摩擦抵抗がほぼゼロになっている。そのためチューニングの狂いがほとんど起きず、アームの操作感も軽い。
 
シンクロナイズド・トレモロに比べ実質的な弦長が短くなるため、音程の可変幅がさらに大きくなる。特にアーミングアップ・キャビティを設置した場合には、大幅な[[アーミング#アーム・アップ|アーム・アップ]]を行うことができる<ref>シンクロナイズド・トレモロ・ユニットでもアーム・アップは可能</ref>。近年特殊なボールエンド(弾丸のような形状で、スタインバーガーのダブルボールエンドの様に前後に取り付けられている)を採用した「スピードローダー」が発売されている。これはナット部分のロック部分とブリッジサドルのロック部分で弦を固定すると同時に、弦を張ったのと同時にチューニングが完了するというシステムで、前述したスピードローダー専用弦が必要となる。チューニングの細かい狂いは通常のフロイドローズ同様、ファインチューナーを回して行う
 
アーミングに伴うチューニングの狂いをほとんど解消し、多くのギタリストにとって福音となった。その一方、ナットとブリッジの材質や構造が元のギターとは別のものに変わり、弦をその素材で挟み込んでしまうため、そのギター本来のサウンドが失われる(どんなギターに取り付けてもフロイド・ローズ特有の音になる)という点を問題視する意見もある。そのためチューニングが多少狂いやすくなるのは承知の上で、ナットはギター本来のものを活かす(ナット部で弦をロックしない)方式の亜流ユニットも登場した。
 
近年特殊なボールエンド(弾丸のような形状で、スタインバーガーのダブルボールエンドの様に前後に取り付けられている)を採用した「スピードローダー」が発売されている。これはナット部分のロック部分とブリッジサドルのロック部分で弦を固定すると同時に、弦を張ったのと同時にチューニングが完了するというシステムで、前述したスピードローダー専用弦が必要となる。チューニングの細かい狂いは通常のフロイドローズ同様、ファインチューナーを回して行う。
 
==トランストレム==