「桑嶋功」の版間の差分

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Nomonofu (会話 | 投稿記録)
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== 業績 ==
[[有機銅化合物]]を用いる1,4-付加反応、[[チタン]]を用いるホモエノラートの化学など、[[有機金属]]を用いる新反応の開発を進めた。また[[ケイ素]][[硫黄]]の性質を利用したカルボカチオンの制御は、エン反応や[3+2]付加環化、フラグメンテーション反応などへと展開され、大きな業績を挙げた。
50歳代以降は[[天然物]]合成に積極的に取り組み、ショウドマイシン・[[コルチゾン]]・[[アドリアマイシン]]・コリオリン・[[インゲノール]]など多くの化合物合成に成功した。中でも[[タキソール]]の[[全合成]]は別々に合成したA環とC環のユニットをつなぎ合わせ、巧妙な立体制御のもとにB環の8員環を構築する見事な戦略で、高い評価を受けている。