「限界効用理論」の版間の差分

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したがって、消費者がそのような行動を常にとるのだと[[仮説|仮定]]したならば、それぞれの財の限界効用をその財の価格で割った値がすべての財について等しくなっていなければならない、ということになる。これを「加重された限界効用均等の法則」ないし「[[ゴッセンの法則|ゴッセンの第2法則]]」と呼ぶ。この[[法則]]から、いろいろな財の価格と所得とがわかっているとき、消費者のいろいろな財の需要を説明することができる。
 
通貨についても重要な解釈上の転換をもたらした。[[デヴィッド・リカード]]の時代には通貨(金)の価値は採掘に要する労働コストに起因するとのみ記述されたため現実の物価変動(金塊が採掘されてもデフレが進行する状況)を適切に説明することができなかったが、[[ジョン・スチュアート・ミル|ミル]]は希少価値や貯蔵価値など金塊の持つ効用に焦点を当てることで信用経済にもとづく物価変動の原因を説明して見せた。
 
== 限界革命 ==