「ペクチョン」の版間の差分

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== 朝鮮 ==
[[高麗時代]]まで白丁は中国、日本と同じく無位無冠の良民を指す言葉であった。しかし[[李氏朝鮮]]の時には「{{Lang|Ko|백정}}」('''ペクチョン'''/ '''ペッチョン''')と呼び、'''七般公賤'''(官[[奴婢]]、[[妓生]]、[[官女]]、[[胥吏#朝鮮|吏族]]、駅卒、獄卒、犯罪逃亡者)'''八般私賤'''([[巫女]]、革履物の職人、使令:宮中音楽の演奏家、僧侶、才人:芸人、社堂:旅をしながら歌や踊りで生計をたてるグループ『[[男寺党]]』、挙史:女連れで歌・踊り・芸をする人、白丁)と言われた[[賤民]]([[非自由民]])のなかで最下位に位置する被差別民を指す言葉になった。1423年、屠畜業者などに対する差別を緩和するために彼らを白丁と呼ぶようにした。<ref>『[[朝鮮王朝実録]]』世宗 22卷 世宗5年10月8日(乙卯)</ref>だが良民は彼らを「新白丁」と呼びながら相変らず差別したし、徐徐に「白丁」は賎民のみを指す言葉になった。
 
起源については大別して神話説と異民族説と政治犯説などが唱えられている。異民族説は[[高麗]]に帰化した[[中央アジア]]系民族の[[タタール人|韃靼族]]が政治の混乱に乗じて略奪を繰り返しことや、低位の扱いを受けていた[[朝鮮族]]などが差別を受けるようになったのが白丁の起源であるとされているという説である