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{{告知|議論|油分の多い樹脂を使用しているとする情報の正確性}}
{{独自の研究}}
 
{{Otheruses|モンブラン}}
[[Image:Montblanc 149 nibs (DSC02303).jpg|thumb|200px|モンブラン マイスターシュテュック 149 ニブ]]
[[Image:Mpen.JPG|thumb|200px|モンブランの万年筆]]
[[File:MBs.jpg|thumb|200px|モンブランの万年筆]]
[[File:HK TST night 1881 Montblanc interior 1.JPG|thumb|200px|モンブランの店舗]]
'''モンブラン''' (Montblanc) は、[[ドイツ]]の[[文房具|筆記具]]メーカーを起源とする、[[アクセサリー]]メーカーである。
 
かつては、高級な[[万年筆]]のほか、中級ラインの万年筆をも製造販売していたことで知られていた。しかし、近年は中級ラインを廃している。そのうえで、万年筆のほか、[[鞄|バッグ]]や[[腕時計]]、[[フレグランス]]などの販売も手がけているため、かつてのモンブラン社とは名称は同一であるものの、全く実態が異なるメーカーとなっている。
 
製品には、アルプス最高峰[[モンブラン]]の頂きを覆う雪をイメージした、白い星型のマーク(「ホワイトスター」)が付くことで有名。代表的製品であるマイスターシュテュックのペン先にはモンブラン山の標高である"4810"が刻まれている。
 
== 歴史 ==
[[1906年]]、[[ハンブルク]]の[[文房具]]店の主人と銀行家、[[ベルリン]]のエンジニアの3人によって万年筆の製造が開始されたことから始まる。創業当初の社名は「シンプロ・フィラーペン・カンパニー」。
 
[[1924年]]に、モンブランの代表傑作ともいえる[[マイスターシュテュック]]が発表される。
 
[[1934年]]、[[ブランド]]イメージとして[[ロゴタイプ|ロゴ]]にも使用していたモンブラン山の名前を取り入れる形で社名を変更。「モンブラン・シンプロ・GMBH」となる。
 
[[1980年代]]、[[ダンヒル]]に買収される。
 
[[1992年]]、モンブラン文化財団を設立し、[[モンブラン国際文化賞]]の授与を開始。
 
[[2006年]]、創業100周年を記念して、[[ダイヤモンド]]のホワイトスターをあしらい、モンブラン山産[[花崗岩]]をキャップに使用したアニヴァーサリーエディションのマイスターシュテュックなどを発表した。
 
現在、[[スイス]]の「高級」品[[コングロマリット]]、[[リシュモン]] (Richemont、Compagnie Financière Richemont SA) グループの傘下にある。
 
== 代表製品 ==
;マイスターシュテュック
:モンブランの代表的な製品であり、全ての万年筆を象徴する最も有名なモデルと評される筆記具シリーズ。
:黒いレジン([[樹脂]])に金もしくはプラチナのトリム。赤いレジンもかつて存在したが今は生産中止となっている。
:[[万年筆]](吸入式、両用式、カートリッジ式、カートリッジホルダー式)、[[ボールペン]]、[[シャープペンシル|ペンシル]]、[[スケッチペン]]、[[ファインライナー]]、[[ローラーボール]]、[[ドキュメントマーカー]]がある。
:マイスターシュテュック149に、俗に、[[開高健]]の名に由来する「開高モデル」なるものが存在する旨言われることがある。しかし、モンブランから公式に開高モデルなるものが発売されていたことはない。また、モンブランは、作家の名前を付した作家シリーズを限定生産することがあるが、作家シリーズの一つとして開高健の名を付した製品を発売したこともない。モンブランの万年筆を愛用していた[[作家]]は数多く存在するにもかかわらず、開高モデルと称するモデルのみ言及される現象は、{{要出典範囲|開高のファンでありかつ万年筆に対する造詣が深い者{{誰}}が、開高が使用するモンブランを見て呼称したことに由来し、それが広く万年筆ファンに広まったものである。}}
;マイスターシュテュックソリテール
:上記の[[マイスターシュテュック]]のボディに各種装飾や貴金属を用いた富裕層向けのシリーズ。
:[[万年筆]](吸入式、両用式)、[[ボールペン]]、[[シャープペンシル|ペンシル]]、[[ファインライナー]]、[[ローラーボール]]がある。
:[[マイスターシュテュック]]の大きさや仕様は基本的に変わらないため、選ぶ際の参考になる([[万年筆]]のペン先の[[金組成]]のみが異なる)。
;ボエム
:装飾が多くアクセサリー感覚を強めたシリーズ。胸ポケットにもすっぽりと収まる携帯性が特徴。
:[[万年筆]](カートリッジ式)、[[ボールペン]]、[[シャープペンシル|ペンシル]]、[[ローラーボール]]、[[ファインライナー]]がある。
:[[万年筆]]には特殊なメカニズムが使われており、キャップをはずし[[胴軸]]の一番後ろにねじ込むことでペン先が出てくるようになっている。
;スターウォーカー
:スターウォーカーは現代性を強めたシリーズ。モンブランのトレードマークである、[[ホワイトスター]]がキャップの先端の透明な箇所に浮かぶように見えるのが特徴。
:[[万年筆]](カートリッジ式)、[[ボールペン]]、[[ローラーボール]]、[[ファインライナー]]がある。
;シニアム
:値段をおさえ、[[シンプル]]かつ[[モダン]]なデザインのシリーズ。[[真鍮]]にマットブラックの塗装がされている細いボディ。
:[[ボールペン]]、[[ローラーボール]]、[[ファインライナー]]がある。若い世代をターゲットに出された製品。
 
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これより下は代表的な廃盤品について
;ジェネレーション
:ジェネレーションはさまざまなカラーリングのシリーズ。
:[[万年筆]](両用式)、[[ボールペン]]、[[シャープペンシル|ペンシル]]、[[ローラーボール]]、[[ファインライナー]]がある。
;ノブレス
:ノブレスは[[ゴールドプレート]]や[[シルバープレート]]、そして[[ラッカー]]などの装飾を選ぶことができる、細軸のシリーズ。
:[[万年筆]](両用式)、[[ボールペン]]、[[シャープペンシル|ペンシル]]がある。
 
== 品質問題 ==
長年モンブランの万年筆を販売していた小売店の主人が、顧客からの苦情をきっかけに、検査機関に対して万年筆に使用されている成分の分析を依頼したところ、<span class="plainlinks">[http://blogs.yahoo.co.jp/kugel_149/24134159.html 油分の多い樹脂を使うことによりインクの出が悪くなった]</span>ことが判明した。
 
== 「高級」路線 ==
[[リシュモン]]による買収後、新たに就任した社長が、「わが社の商品は実用品ではなくアクセサリーだ」と ドイツの万年筆雑誌のパーティーの冒頭で述べるなど、{{要出典範囲|古くからのよきモンブランをないがしろにする態度をとっている。}}
 
また、「高級」な企業イメージを保つために、代理店は小売店に通信販売を行わないように指導している。ただし、近年では、一部の小売業者を通じて通販での入手も可能になりつつある(ただし、値段はネット上には記載されておらず、メールで問い合わせるように指示があることが多い)。
 
実際、近年はアクセサリーに力点を置き、廉価な万年筆は製造を中止し、一部の高価な製品に絞り込んでいる。売り上げにおける同社の万年筆のシェアは減少化の傾向にあり、単価当たりの利益率の高い高価な万年筆や他のアクセサリーが主力商品となっている。{{要出典範囲|このような経緯から[[万年筆]]=モンブランのイメージはもはや消滅していると言える。}}
 
== リンク ==
*[[ペリカン (企業)|ペリカン社]] (かつてライバル関係にあったドイツの有名な万年筆メーカー)
 
==外部リンク==
* [http://www.montblanc.com/ MONTBLANC ホームページ]
* [http://www.montblanc.co.jp/ MONTBLANC 日本語版ホームページ]
* [http://www.mb-moments.jp/ MONTBLANC Moments ウェブマガジン]
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